A級風デジカメ講座(入門編)

          皆さん、こんちは♪ 素人によるデジカメ講座、通称「ハッタリ講座」の時間です!(笑)

          ホームページをOPENして以来、笑食を含む機内食や街で見かけた笑える光景の
          撮影、いわゆる「ネタGET」のため、やたらとデジカメを使う機会が増えてきました。
          最初の頃は、「とりあえず写ってりゃ何でもイイわい!」と云った感じで、何も考えず
          にパチパチとやってたのですが、雑誌とかに掲載されている写真と自分が撮影した
          写真の違いがあまりに大きいことに気づいてから、ナンとなく興味を持ち始めまして、
          数々の失敗を素人なりに研究してきた結果、いろんな法則(プロにとっては基本?)
          を発見しました。同じ料理、同じカメラ、そして同じ環境でも、ちょっとしたカメラ設定
          と工夫で、まるで別料理のように美味しそうに撮影できてしまうのです!

          てなことで「A級風デジカメ講座」と題し、大胆にも超ド素人であるワタシがデジカメ
          の撮影テクをご紹介することにします!(カメラに詳しい方は絶対に見ないでネ。笑)


       これまでの撮影方法
          まずは下の4枚の写真をご覧下さい。これは機内食に似せた料理を作って、それを
          デジカメで撮影したものですが、いずれも少々失敗した例なのです。
          
             
                    例1                             例2

               
                    例3                              例4

          まず例1ですが、これはピンボケ&露出が低すぎる失敗例、例2はホワイトバランスの
          セッティング失敗例、例3は露出及び構図の失敗例、そして例4はフラッシュの失敗例
          です。正確に云えば、例4は失敗とまでは言い難いのですが、フラッシュの光が強すぎ
          たため、少々カラーが飛んでしまっているのです。実は初期の頃の写真(A級風グルメ
          とか午後の紅茶で使っていたモノ)は、ぜんぶこんな感じの写真ばかりだったのです。

          ピンボケや露出不足、そしてフラッシュの問題は、セッティングさえ変更すれば、即座に
          解決できる問題なのですが、実はそれ以上に「致命的な失敗」ってのが、この写真には
          あるのです。お分かりでしょうか??

          それは「カメラ・アングル」なのです。どの写真も真上から撮影してしまったため、料理
          にボリューム感(立体感)がまったくなく、どれもこれもマズそうに写ってしまったのです。


       カメラ・アングルの秘訣
          それでは、各種セッティングを適正にして、そしてカメラ・アングルをグ〜〜ンと低くして
          撮影してみると、一体どうなるのか? さっそく実験撮影したのが下の写真です。 

             
                     例5                            例6

          どうですか? さっきと同じ料理とは思えないほど、美味しそうに見えませんか?(笑)
          撮影アングルの基本は、真上からではなく視線よりも少し低めの角度、しかも斜め横
          からの接写ということに尽きると思います。たったこれだけのことで、すごく美味しそう
          にに撮影できるのです。

       ●鉄則1 アングルの秘訣は「低め・斜め・接写」の3つ!



       接写モード
          デジカメで撮影する際、みなさんはどのようにカメラを設定されているでしょうか??
          ホワイトバランスやピントはAUTO(自動)、その他は「標準」って感じで設定されてい
          る方が多いと思います。 ところが、先ほど説明したアングルの秘訣の3項目である、
          「低め・斜め・接写」でバッチリとイイ感じの写真を撮るには、ちょいと気をつけなきゃ
          いけないことがいくつかあるのです。

          まず最初が撮影モードです。普通の設定状態のまま接写すると、必ずピンボケ写真
          になってしまいます。接写の際には、必ず「接写モード」で撮影して下さい。どの機種
          でも、通常「接写モード」というのは、チューリップ・マークで表示されていると思います。
          ちなみに、ワタシはSONYのデジカメを使っているのですが、下の写真の右側の赤丸
          印で囲んだチューリップの方にボタンを押せば、左側のモニターにも同じチューリップ
          のマークが表示され、接写モードが準備できたことが確認できます。

                   
          
       ●鉄則2  撮影前に必ず「接写モード」に変更しておく!



       フラッシュOFF
          次にフラッシュですが、先ほどの失敗例でもお解りのように、フラッシュを使用しての
          撮影は、確かにピンボケ写真は劇的に減らすことはできるのですが、どうしても色が
          飛んでしまい、キレイな仕上がりにはなりません。特に接写の場合には、画面全体が
          真っ白に写ってしまうこともあります。暗い画像はあとで修正ソフトで明るくすることは
          できるのですが、真っ白に写ってしまった写真というのは、修正不可能です。
        
              
                フラッシュなし                  フラッシュ有 + 露出オーバー

          そこで接写する際には、必ずフラッシュはOFFにしておいて下さい。フラッシュの有無
          の確認はモニターでできます。フラッシュがONになっている場合には、カミナリマーク
          が点灯していると思います。フラッシュをOFFにすると、このカミナリ・マークの上から、
          駐禁マークのように斜線が入ります。(下記の写真参照)

                      

       ●鉄則3  撮影前に必ず「フラッシュOFF」に変更しておく!



       露出はちょい高め
          フラッシュOFFで撮影するってことは、暗い機内で頼りになるのは天井からの読書灯
          だけです。まぁ、人間様にはそれほど暗いとは思わないのですが、デジカメにとって
          は少々暗く感じるようです。そこで機内での撮影に際しては、カメラの露出(感度)を
          少しだけ上げて撮影して下さい。しかし、あまり上げすぎると、今度は手ブレの原因
          になってしまいますので、標準より2段階ほど上げてやる程度でOKです。なお露出
          の設定については、予めお使いのデジカメの説明書を読んで確認しておいて下さい。

       ●鉄則4  撮影前に「露出はちょい高め」に変更しておく!



       ライティング
          接写モード、フラッシュOFF、露出高め、残りはすべてAUTOに設定したら、いよいよ
          撮影の開始です! まずは下の2枚の写真を見比べてみて下さい。同じように低め
          のアングルからフラッシュなしで撮影したのに、左側の写真に比べて右側の写真は
          かなり暗いですよね? どうしてだかお分かりでしょうか? 実は原因が2つあるの
          です。1つは天井の読書灯が被写体にちゃんと当っていなかったこと、そしてもう1つ
          は自分自身の頭で陰を作ってしまったことです。(画面右下の黒い部分)

              

          とっても些細なことではあるのですが、これだけで仕上がりの明るさが随分と違って
          くるのです。もっとも、右側の写真程度の暗さであれば、後から修正ソフトを使って直
          せば、かなりキレイな写真に修正することができます。しかし、それでも自分の頭で
          作ってしまった陰だけは、どうしようもありません。

                  

          そこで、機内食の撮影を始める前というか、機内食が配られる前にテーブルを出し、
          予め天井にある読書灯の光が、テーブルの真ん中にちょうどあたるように、角度を
          調整しておきましょう。機内食が配られてからでは、座席を立って読書灯の角度を
          調整するのは大変です。(笑)

       ●鉄則5  機内食が配られる前に、読書灯を調整!



          さらに正面から接写したのでは、読書灯と機内食の間にちょうど自分の頭が来て
          しまうため、どうしても自分自身で陰を作ってしまいます。そうならないようにするに
          は、正面からの接写は避け、斜め横から撮影するようにして下さい。もちろん隣りに
          人が座っている場合や、体型がちょいと立派な方だと、斜めからの撮影というのが
          難しくなってしまいます。そのような場合には、機内食が載ったトレーごと、テーブル
          の右か左にズラしてやり、それで撮影をしてみて下さい。
 
                  
  
       ●鉄則6  自分自身で陰を作らないように、斜めから狙う!



       AUTO設定の盲点
          鉄則1〜6を忠実に守り、これでバッチリとイイ感じの写真が撮れるかというと、そうは
          問屋が卸さないのですよぉ、これが。(笑)  先ほど、フラッシュ、接写モード、露出以外
          はすべてAUTOに設定と書きましたが、デジカメのAUTO(自動)ってのは、応用力って
          のがないというのか、融通が利かないというのか、時としてトンでもないミスをやらかす
          のです。そして、これがピンボケやホワイトバランスの崩れた青っぽい画像になる原因
          になっているのです。

          どういうことかと云うと、ピントにしろホワイトバランスにしろ、デジカメ君はモニターの
          ちょうど中心にある物体、または濃い色の物体を基準にして計算をやっちゃうのです。
          もちろん、自分が一番撮りたい物(主役)がモニターの中心にあり、色も濃ければれば
          問題はないのですが、意図的に横にズラした構図を考えていた場合や、色が薄かった
          場合など、脇役にピントが合い、肝心の主役はピンボケってことが発生してしまいます。

          例えば、下の写真をご覧下さい。もちろんこの料理の主役はチキンですよね。ところが
          その主役が何となくピンボケ気味だと思いませんか? 実はこれ、画面上のパセリの
          部分にピントが合ってしまったために、主役がピンボケになってしまったのです。

                   


          このような事態を防ぐ為、最近ではある工夫をしています。ご存知のようにデジカメ
          ってのは、シャッターボタンが2段階になっています。まず最初にシャッターを押した
          際に、デジカメ君はピントを合わせをしています。そしてピント合わせが終了したら、
          「ピピッ」と音がして、そこでさらに強く押すと「カシャッ!」というシャッター音がして
          撮影を終了します。

          そこで、この最初のピント合わせの段階では、主役を必ずモニターの中心に持って
          くるようにカメラ・アングルを調整します。そして「ピピッ」というピント合わせ終了音が
          聞こえた後で、そのままシャッターボタンの指を離さず、自分の好きな構図にカメラ
          を構えなおします。こうすれば、主役にピントが合ったままの状態で撮影ができるの
          です。

          さらに、手前の方に主役が合った場合だと、主役はクッキリ、そして後にある脇役達
          はボヤ〜っとした状態で写るため、非常に奥行きのあるに写真に仕上がります!!

                  

          ただし、「自分の好きな構図にカメラを構えなおす」と言っても、それはあくまでも上下
          左右にカメラを動かすだけで、絶対に前後(特に前)に動かしてはダメです。前後に動
          かしてしまうと、主役との距離が大きく変ってしまい、ピンボケになってしまいますので
          注意して下さい。

       ●鉄則7  まず最初に「主役」にピントを合わせる!


       ホワイト・バランス
          さらに、撮影した写真を再生してみて、なんか画面が妙に青っぽいと感じたら、それ
          はホワイトバランスが合っていない証拠。通常であればAUTOにしておけば大丈夫
          なのですが、機内の窓から強烈な光が差し込んでいた時など、ほとんど環境的には
          屋外と同じなのに、ここでもデジカメ君は周囲が暗いため、屋内と勘違いしてしまう
          ことがあるのです。そのときには、手動で屋外に設定しなおして見てください。急に
          モニターに映し出された映像が色鮮やかに変身すると思います。

                  

       ●鉄則8  状況に応じてホワイトバランスは手動で!


       カメラの構え方
          フラッシュなしで撮影する場合に、どうしても気になってくるのが「手ブレ」が原因に
          によるピンボケ写真です。フラッシュを使えば、光が充分得られるため、シャッター
          スピードが速くなり、手ブレによるピンボケ写真はなくなるのですが、フラッシュなし
          の場合には、どうしても光量不足気味。さらに露出を少し高めに設定しているため
          どうしてもシャッタースピードが遅くなってしまい、手ブレが目立ってしまいます。

          そこでカメラを構える際は、座席の肘掛やテーブル、そして壁など、どこか固定され
          た箇所に必ず片ヒジを沿えて、カメラが安定した状態にしてから撮影してください。
          もちろん、一番良いのは両ヒジを座席の肘掛についた状態での撮影ですが、これ
          だと、斜め横からの撮影ができなくなってしまいます。従って、現実には片方のヒジ
          をどこか固定された箇所に、そしてもう1つのヒジは、脇を絞め自分の体にピッタリ
          と密着させた状態がBESTです。 プロ・カメラマンの話によると、撮影時はモニター
          ではなく、ファインダーから被写体を見る方が良いそうです。そうすることによって、
          カメラが顔面でしっかりと固定されるからだそうです。 しかし、ファインダーを覗き
          ながらの斜め横から撮影するなんてのは、狭い機内ではちょっと無理かもしれませ
          んよね。(笑)
         

       ●鉄則9  一方のヒジは肘掛、他方は脇をしめ体に密着!



       ●まとめ
          以上、ワタシが発見?した9つの鉄則をご紹介しましたが、最後にもう一度まとめて
          書いてみますと・・・・・

            ●鉄則 1  アングルの秘訣は「低め、斜め、接写」の3つ!
            ●鉄則 2  撮影前に必ず「接写モード」に変更しておく!
            ●鉄則 3  撮影前に必ず「フラッシュOFF」に変更しておく!
            ●鉄則 4  撮影前に「露出は少し高め」に変更しておく!
            ●鉄則 5  機内食が配られる前に読書灯を調整!
            ●鉄則 6  自分自身で陰を作らないように、斜めから狙う!
            ●鉄則 7  まず最初に主役にピントを合わせる!
            ●鉄則 8  状況に合わせてホワイトバランスは手動で!
            ●鉄則 9  一方のヒジは肘掛、他方は脇をしめ体に密着!


                                             ・・・・・ってな感じになります。

          いろいろと生意気なことを書き連ねてしまいましたが、9つの鉄則を守っただけで、
          プロ顔負けのオシャレなデジカメ写真を撮影することができます。デジカメ写真の
          最大のメリットは、失敗しても気にせず何枚でも撮りつづけられること、そしてその
          場ですぐに写り具合が確認できることです。失敗したら削除すればイイだけ♪ (笑)
          1食1枚ではなく、いろいろ設定やアングルを変えて、何枚か撮影してみてください。
          例え素人でも、数打ちゃ必ず最高のショットはあります!!(笑)

                                                    つづく・・・かも?


                                                                       文&撮影:   し〜さま
                                                                       調   理:  チョコリスト
                                                                       協   力:  どんぐりん様




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