World Mystery Tour by Mr. M
                 



事件ファイル002


                 硬派中国語編


       M氏は中国語が大好きである。韓国語とかタイ語の新聞や雑誌を読んでいても、
       何が書いてあるのかサッパリ解らない。ところが中国語だと何となく解るような
       気がするワケである。イザとなりゃ、漢字を駆使して筆談でコミュニケーション
       を取ることだってできるのも魅力である。

       M氏の住む某N国にもレストランだけではなく、食料品店、雑貨屋、鍼灸院など、
       中華系のお店がたくさんある。中でもM氏の一番のお気に入りはナント言っても
       美容室である。

       日本では最近は美容室などとは言わず、「ヘアーサロン」とか「ヘアースタジオ」
       と言うらしいが、M氏から言わせると実に軟弱である。M家の近所にも美容室が
       あるのだが、ショーウインドにはイキナリ達筆な字で「男女髪型設計」と書いて
       ある。これだけでも見ている者を圧倒するパワーを感じてしまう。しかもその下
       に続けて「剪髪・洗髪・染髪・電髪」と書いてある。何とリズムカルな響きなの
       であろうか! もちろんM氏はいつもこの美容室を利用している。

       そんな中国語大好き人間のM氏にとって、香港や台湾はまさにワンダーランドで
       ある。以前にも「労力士(ロレックス)」で感動したことがあるM氏だが、毎回
       訪問するたびに新しい中国語を覚えては感動している。

       前回も香港に行ったときに感動した中国語があった。某博物館に行ったときのこ
       とである。そこにあるトイレが掃除中であったのだが、モップできれいに拭いた
       床は非常に滑りやすくなっているので、英語と中国語で書かれた注意書きの看板
       が置いてあった。ちなみに「注意」は中国語では「小心」と言うらしい。

       CAUTION WET FLOOR・・・・英文の方は別に何の感動もない。ところが中国語の
       方を見て、M氏は思わず唸ってしまった。

 
                 小心地滑


       何となく迫力があるではないか! 思わず心から注意しなければと思ってしまう。

       さらにタクシーでホテルに戻る途中、M氏はタクシーのドアに書かれた注意書きを
       見て、またさらに感動してしまう。


             落車請留意交通状況


       何たって「落車」である。これを読めば誰でも降りる時に前後左右の確認をしてし
       まうハズである。

       中国語が大好きなM氏であるからして、当然ながら香港や台湾出身の知人も数多く
       いる。その中の1人・C氏は熱烈な航空マニアで、これまた飛行機マニアのM氏と
       は家族ぐるみの付き合いをしている。

       初めてC氏の家に遊びに行ったときのことである。リビングで寛ぎながら、C氏は
       趣味である飛行機の写真を貼ったアルバムを、自慢そうにM氏に見せていた。世界
       中の旅客機の写真が機種別に丁寧に整理整頓してファイルしてある。もちろん中国
       語で解説も書いてある。B727、B737と進んで行き、いよいよB747のコーナーに
       さしかかった、まさにその時である! 写真の下に書いてある中国語の解説を見て、
       M氏は思わず大笑いしてしまった。そこには機種名のところに次のように書かれて
       いたのであ・・・・。





          




         いわゆる「ジャンボジェット」を中国語表記したものなのだろうが、あまりにも
         スゴ過ぎる! 「やっぱり中国語はヤメめられない」と思うM氏であった・・・。



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