2003年3月

弥生壱日(土) 「初体験」
「エコノミー・フルフラット」なる言葉を耳にしたことがおありだろうか? ご存知のように飛行機の
中のエコノミークラスのシートってのは、一応リクライニング・ボタンは付いているものの、実際の
ところほとんど傾かない。短時間ならいざしらず、やはり長時間のフライトとなると、座ったままの
姿勢で過ごすのはかなりしんどい。いや、「しんどい」だけではなく、ヘタをすれば生命の危機に
さらされることさえある。いわゆる「エコノミー症候群」というやつである。

ところが飛行機が空いているときなど、3人掛のシートを1人で独占ってことがある。この場合、
肘掛を跳ね上げれば、みごと簡易ベッドに変身してしまう。これを通称「エコノミー・フルフラット」
と呼んでいるのである。

さて、本日ワタシが搭乗したUA1175便(シアトル発ロサンゼルス行)、ファーストクラス8席は
満席だったのだが、エコノミークラスはガラガラというか、なんと4人しかお客さんが乗っていなか
った! そこで早速ワタシは生まれて初めての「エコノミー・フルフラット」にチャレンジしてみた。

で、感想を述べると、まぁ、座っているよりは楽なのは当たり前だが、予想していたよりは寝心地
が悪いと思った。シートというのは真ん中の部分(お尻のあたる部分)に比べて両端が少し盛り
上がっているのだが、ここの部分が背中に当たって妙に痛いのだ。まぁ、毛布を何枚か重ねて
敷いておけば、十分に解決できる問題ではあると思う。それから当たり前の話ではあるが、照明
は天井からのスポット・ライトになるので、寝転がりながら読書をしようと思っても、夜だと暗くて
字が見えない・・・・・って、せっかく寝転がれるチャンスなんだから、別に本など読まなくてイイん
だろうが。(笑)

約2時間に渡るエコノミー・フルフラット体験を十分に満喫した後、現地時間の夕方6時過ぎに、
飛行機は無事ロサンゼルス国際空港に着陸した。途中、機内から見たアメリカの夕日の美しさ
が非常に印象的なフライトであった。


      



弥生弐日(日) 「理想のホテル」
一般的にはビジネスマンが出張の際して宿泊するのはホテルである。 今回のアメリカ出張で、
私は各都市のヒルトンに宿泊した。「ヒルトン」と言えば、日本やアジアでは「高級ホテル」という
イメージがあると思うが、アメリカではカンペキにビジネス・ホテルである。まぁ、日本で言うなら、
東横チェーンとまでは言わないが、ワシントン・ホテルって感じである。料金は1泊2万〜3万円
くらいするのだが、日本の同じ料金ランクのホテルと比べると、部屋の広さだけが取り柄であり、全体的には非常に質素である。アメニティーグッズもシャンプー、リンス、石鹸、シャワーキャップ
くらいしかついてない。シャワー・キャップを使っている人なんているのだろうか?? それよりも
歯ブラシを用意しておいてくれた方が、よっぽど実用的だと思うのだが・・・。ちなみに私の知人
は、家で中華利用理を作る際には、必ずシャワーキャップをかぶるそうである。調理の際に煙か
ら出る匂いが髪の毛に染み込むのが嫌いなんだそうである。もちろん彼はA型である。(笑)


              

さて出張にしろ観光にしろ、テルを選ぶ際に皆さん「コダワリ」というか、優先順位の付け方って
のが人それぞれあると思う。私の場合は下記の通りである。

       1)場所  2)清潔さ  3)サービス  4)広さ  5)設備  6)料金

実際問題としては、ほとんど場所だけで選んでいると言っても過言ではない。とにかく私は昔か
ら「エアポート・ホテル」とか「ステーション・ホテル」ってのが異常に好きなのである。正確に言う
ならば、歩くのが嫌いなので、できる限り駅や空港に近い方が嬉しいのである。

と言っても、「エアポート・ホテル」と語っておきながら、実はタクシーで空港から5分以上かかる
ホテルってのも数多くある。私から言わせれば言語道断である。空港内にあってこそ、はじめて
「エアポートホテル」を名乗れるのである。空港内と言っても、フランクフルトのシェラトンや関空
のホテル日航のようにフロントからゲートまで10分以上歩かなければならないものもダメ。

私にとっての理想のホテルは、仁川国際空港(ソウル)のトランジット・ホテルである。あのホテル
は実にイイ! スゴクいい!! 全室禁煙ってのはチト痛いが、それ以外はまさにカンペキだ。
みなさん、ソウルにご旅行される際には、ぜひぜひ一度お試しを。(もちろん6時間の休憩プラン
もある)



弥生参日(月) 「ったく、いい大人が・・・」
4日間に渡るアメリカ出稼ぎツアーを無事に終えて、やっとこさ日本に辿り着いた。

さてさて、昨日の午後、ロサンゼルスを出発する際にちょっとイライラする出来事が2つあった。
まず1つ目は恒例の呼び出しアナウンスである。「日本航空よりお客様のお呼び出しを申し上げ
ます。成田へご出発のシ○タタ○シ様、シ○タタ○シ様、お急ぎ出発ゲート103番までお越しく
ださい」と何度も何度も繰り返し呼び出しが行なわれていた。シ○タぁ! オマエは一体どこウロ
ウロしてんだ! ったく、時間を守れよ!!

そして2つめのイライラは、「オヤジのゲロ」である。年の頃なら50過ぎの日本人のオヤジが、
フラフラと千鳥足でゲートの方に歩いてきたと思ったら、突然に通路(カーペット敷)で豪快にゲロ
りやがった。もちろん病気なら許せる。しかし、そのオヤジはどー見ても飲み過ぎの酔っ払いで
あった。嘔吐物はシャツからズボンに至るまでベットリついている状態で、このオヤジはまたフラ
フラ歩き出し、よりによってワタシが座っていた待合シートのすぐ隣に座りやがったのだ! 強烈
なアルコール臭と嘔吐臭を漂わせながら、オヤジはそのまま寝てしまった。

日本人の係員がすぐに駆けつけて、「お客様、大丈夫ですか?」と声をかけていたが、オヤジは
「おぉ・・・」と気のない返事を繰り返すだけ。そうこうしているウチに、ワタシの乗る飛行機の搭乗
時間がきたので、その後のどうなったかは不明である。このオヤジはタイ国際航空の関空行の
チケットを持っていたみたいけど、ありゃどうみても搭乗できるような状態ではない。ってことは、
このオヤジの手荷物を飛行機の貨物室から下ろして、それから出発ってことになるだろうから、
最低でも30分以上は出発が遅れたであろう。

別に飲むのは構わない。酔うのもイイだろう。その結果、嘔吐することだってあるかもしれない。
しかーし! 大人だったら、ましてや男ならば、公衆の面前でゲロるような下品な振る舞いをする
べきではない!! ウチの姉・・・じゃなくて、知人Aなんざぁ、ワタシが船酔いとかして吐きそう
になったら、必ず「吐くな! 絶対に吐くな!!飲み込め、飲み込め!」と叱咤激励してくれる。
万が一にも吐こうものなら、その場で赤の他人になってしまうのだ。しかし、その姿勢は正しいと
思う。

でも考えてみれば、機内じゃなくて良かったのかもしれない。もし隣に座ったオヤジが、とつぜん
豪快にゲロを吐いたりなんかしたら、もう最悪だもんなぁ。まして満席だったりなんかしたら・・・。
あ〜ぁ、考えただけでもゾッとする。。。。



弥生四日(火) 「意外な悩み」
昨日やっとこさLAXから江戸に辿り着いたっちゅーのに、今日は朝から京都に移動。今回もまた
新幹線を利用した。前日の雨もすっかり上がり、今朝はとってもイイ天気♪  乗車前にホーム
で駅弁とビール、総合雑誌をGET。ルンルン気分で席につく。

東京駅を出発してから約40分、こ回もキレ〜イ
に富士山が見えた。やはり真っ青な空を背景に
した富士の雄姿は、何度見ても感動してしまう。
「やっぱ、富士山は霊峰だよなぁ〜」と、1人で
感動している私とは対照的に、まわりの乗客は
み〜んな昼寝中! 思わず張り倒してやろうか
と思った。

Mt.Fuji

新幹線は順調に走り続けて、岐阜羽島を通過した。と、ここで急に空模様がおかしくな
ってきた。そして米原を越える頃には、窓の外は一面の銀世界!! たかだか東京から
2時間ほどでまるで別世界になるとは、日本って広いのねぇ。。。

         米原付近
 そういえば、その昔、乗っていた新幹線が雪
 のために、よりによって六甲トンネルの中で
 2時間もストップしたことがある。雪景色の中
 であればまだしも、真っ暗なトンネル内では
 乗客のイライラはつのるばかり。何人かの
 ビジネスマンが車掌に理不尽な怒りをぶつ
 けていた。

幸い今回は通常ダイヤ通りに京都に到着した。さすがに京都市内では雪は積もっていなかった
のだが、相変わらず雪は降り続いている。「雪の京都」ってのは、これがまた最高によく似合う。
猫のように背中を丸めながら通りを歩く人々。それを横目に、ナント私は半袖のポロシャツの上
にブレザーという超薄着! NZに5年も住んでいる間に体質がコロッと変わってしまい、寒さに
対して異常に強くなってしまったのである。NZ人の中には、真冬でもTシャツ・短パン・裸足で通
りを歩く人が大勢いる。

海外で欧米人が薄着で歩いていても、「さすが外人さんは強いなぁ」で済まされる。しかし、ここ
は日本である。しかも京都である。そこにチャキチャキの日本人である私が雪の中を薄着で歩
きゃ、どーみても気が触れたアブナイ奴にしか見えない。かといって、寒くもないのに厚着をする
気にはなれないし・・・・・困った・・・・。



弥生六日(木) 「ノスタルジー」
Japan Railway Pass」と言うのがある。外国人および海外永住者が日本国内を旅行する際に、
JR全線の新幹線(のぞみ号を除く)や特急電車が乗り放題になるチケットである。有効期限は
7日、14日、21日用があり、それぞれ普通とグリーンの2種類がある。ちなみに気になる料金
のほうだが、7日用のグリーンでなんと37,800円! 東京〜名古屋を一往復すれば元がとれて
しまう。

もちろん今回の日本出稼ぎでも元を取るべく、このJR Passをフルに利用したので、当然ながら
新幹線を含めていろんな電車に乗った。で、1つ重大な発見をしてしまった!! 昔、電車に乗った時には、必ず聞こえてきた「ガタッ・ゴトッ・ガタッ、ガタッ・ゴトッ、ガタッ、ガタッ・ゴトッ、ガタッ」という、リズムカルな音が、ぜんぜん聞こえてこないのである。

あの音は電車の車輪が線路の継ぎ目を通り過ぎた時に発生するノイズである。それが聞こえて
こないということは、線路に継ぎ目がないということである。まぁ、静かでイイのだが、ちょっと寂
しいような気がしないでもない。こんな「ノスタルジー感覚」を持った人々が、蒸気機関車とかのリバイバル運行があるとハリキッて申し込むんだろうなぁ。。。。



弥生七日(金) 「オイオイ・・・・・」
世の中には、「老けて見える人」と「幼く見える人」、そして「年相応に見える人」の3種類がいる。
で、ワタシの場合は「幼く見える人」の部類に入るらしい。実年齢は40歳なのだが、いつも30歳
前後に見られることが多く、海外などでは未成年者に見られることも少なくない。女性の場合は
「若く見られる方が嬉しい」と言う人が多いようだが、男の場合はちと事情が違う。2〜3歳若く見
られるのならまだしも、10歳以上若く見られると、「オレってそんなに貫禄ない?」と、ふと不安
になってしまう。

今日、知人とホテルの料亭でお昼を食べた。夜は高くて手が出ない店でも、昼食ならわりと気軽
に入ることができる。我々はちょいとリッチな昼食を満喫し、かなり幸せな気分にひたっていた。
出された料理をすっかり食べつくし、ワタシは仲居さんに「チェックお願いします♪」と、クレジットカードを手渡しながら言った。

しばらくして、テーブルに戻ってきた仲居さんが、ワタシに伝票とクレジットカードを手渡しながら
「まだお若いのに、ゴールド・カードをお持ちになってスゴイですねぇ」と言ってきた。「お若い??あの〜ぉ、ワタシ、もう40なんですけど・・・・」と言うと、仲居さんはマジで驚いていた。

まぁ、いまどきゴールドカードで驚くヤツはいないと思うから、恐らくワタシのことをよほど若くみて
いたのであろう。つーか、最初の「お若いのに・・・・」ってセリフの中には、おそらく「ったく、どーせ
アホぼんが家族カードで豪遊してるんやろ」という、嫌味がこもっていたのだと思う。やはり男が若く見られるのは損である・・・・・・。



弥生八日(土) 「究極の茶番劇」
NHKで時々「国会中継」ってのをやっている。視聴率がどのくらいあるのかは解らないが、私は
結構スキな番組である。NHKの中ではダントツで面白い番組だし、民放を含めてもベスト10に
入る喜劇番組である。出演者は多いし、その演技力たるや吉本の芸人の比ではない。

ご存知の方も多いと思うが、国会での議論(質疑応答)というのは、カンペキな「出来レース」で
ある。質問する側の議員のほとんどが質問内容を政策秘書に考えさせてた上に台本を書かせ、
そしてそれらは質問する前に答弁する側(政府)に予め伝えてある。また答弁側の政府の閣僚
も、それらの質問の模範解答を関係官僚に考えさせて、台本も書いてもらう。そして晴の発表会
(国会)当日は、これらの台本を質問する側も回答する側も棒読みしているワケである。

国会中継をよくご覧になればお解かり頂けると思うが、例えば衆議院予算委員会などで、ある
議員が総理大臣に何かを質問したとしよう。質問に対して総理が回答したら、議員はさっさと次
の質問に移る。回答なんかハナっから聞いちゃいない。議論と言うのは、何か質問があり、それ
に対する回答があり、それに対してまた突っ込み返す・・・そういう作業を繰り返し、そして最終的
に結論を導きだしていくものである。しかし出来レースである国会では、そのような無駄な討論
はやらない。台本に従い、まるで「Q&A」のような感じで、気持ちよく進行していく。出番のない
議員や閣僚は居眠りや雑談に忙しい。議会自体に欠席している忙しいセンセイもいる。

誰の目から見ても不自然極まりない議会の進行であるが、カシコイ政治家や官僚の皆さんは、
その「超不自然な茶番劇」の進行に対して、ちゃーんとスバラシイ言い訳を用意してある。

       「えーぇ、時間がありませんので、次の質問に移らせていただきます。」

民が月に百数時間も残業をしているというのに、政治家のセンセイ方には時間がないんだそう
である。高級料亭で宴会をやる時間はあっても、質問をする時間はないそうである。議員会館に
民を呼びつけ、「金を出せ」と脅す時間はあっても、日本の将来の姿を議論する時間はないそう
である。

何が不思議って、この茶番劇の役者さんを選んだのが我々国民ってことである。キャスティング
を変えて、プロの役者、ホンモノの役者を選べば、きっと人々を感動させるような劇になると思う
のだが。



弥生九日(日) 「酔い止め対策」
本来であれば、「旅の心得帳」のコーナーで紹介すべき内容なのかもしれないが、ちょっとこの
場を借りてご紹介したいことがある。

飛行機が着陸する際、気流の関係で上下左右にフラフラ揺れることがよくある。10分程度のこと
とは言え、実に気持ちが悪い。乗り物酔いしやすい人や体調を崩している人などは、ここでゲロ
してしまうことすらある。

カンペキではないのだが、実はこれらの状況を少し改善する方法があるのだ。みなさん、普通は
着陸に際して、ちゃんとシートベルトを締め、背もたれに背中をくっつけて座っていると思うが、
これだと飛行機の揺れに合わせて、身体も左右にフラフラ揺れてしまう。特に通路側や中央の
座席など、外の景色が見えないシートだと、機内しか見えないので、実際には揺れているのに
目に入る光景が揺れていないために大脳が混乱し、一気に酔いがヒドクくなる。

そこで、左右に揺れている時には、背中を背もたれから離して座ってみていただきたい。こうす
ると、機体の揺れに逆らうように、身体は自然と垂直を保とうとする。もちろん上下の揺れに対しては効果はないのだが、左右の揺れはかなり緩和され、、かなりの酔い止め効果があるのだ。
特に自動車やバスなど、地上の乗り物では抜群の効果がある。ぜひぜひ1度お試しあれ。



弥生拾日(月) 「模擬F1体験」

アッと言う間に日本での1週間が過ぎ去り、今日は成田からシンガポール航空で次なる目的地
の台北へと移動した。

これまでにも何度か成田→台北線は利用した
ことがあるのだが、今日は富士山のすぐ北側を
飛行するという、とても珍しいルートであった。
霊峰を真上から眺めるというのは、ちょっと不遜
なような気がしないでもなかったが、珍しい経験
であることには間違いない。

Mt.Fuji

私の座席は左側の窓側だったのだが、機長からのアナウンスが流れるやいなや、慌ててカメラ
片手に右側の席へと移動した。で、 バシバシと写真を撮ったワケだが、やはり富士山独自の
雄大さってのは、上からではイマイチ伝わってこない。これと似たような経験をどこかでしたよう
な気がする・・・・そうだ! 確かエアーズロック(豪)を高度1万mの上空から眺めたときも、これ
と同じ感想を抱いたのだ。エアーズロックも上空から眺めると、「え? これマジ???」っていう
くらい、小さくてセコく見えるのだ。

さて今日のキャビンは私を含めて乗客は3人だけ。CAさんも余裕のサービスである。朝便にも
かかわらず、かなり豪華な食事がサーブされた。この区間は朝食ではなく軽食サービスだそうで
ある。朝っぱらからガンガン酒が飲めるという、極めて特殊体質の私は、ウエルカム・ドリンクの
シャンパンを皮切りに、ビール、白ワイン、そして赤ワインと、フルコースで味わってしまった。

寝不足状態でちょっと飲みすぎたせいか、突然睡魔が襲ってきて、軽く目を閉じたもりが、次に
目を開けると台北到着の30分前。いつもこんな感じで過ごせたら、どんなに楽だろう・・・。

台北空港に到着した私は、さっそく台北市内のホテルに移動することにした。タクシー大好き男
の私であるが、台湾のタクシーだけはどうも苦手である。正直なところ「怖い」のだ。台湾に行か
れたことがあるかたはご存知だと思うが、タクシーに限らず台湾の人ってのは、メチャメチャ飛ば
すのである。そして車線変更の際に、まずウインカーを出して、それから後方を確認し、十分な
車間距離を確保した上で車線を変更するのが普通なのだが、これが台湾の運ちゃんだと順番
が逆になる! まず車線変更から始めるのである。

そんなワケで、台北から市内に行く際には、いつもリムジン・バスを利用していたのだ。ところが
今回、リムジンバスの乗り場に行く手前で、リムジンハイヤーのカウンターを発見したワタシは、
「まぁ、ハイヤーの運ちゃんなら、手荒なマネはしないだろう」という安易な考えから、何の迷いも
なくハイヤーを頼んでしまった。


ほとんどF1状態
 ところが、やっぱり結果は同じであった・・・。
 高速道路を120kmでブッ飛ばしながら、
 運ちゃんは右へ左へ、左へ右へと、まるで
 F1レーサーのように華麗なハンドルさばき
 で進路変更を繰り返す。左の写真はその時
 の様子だが、写真ではゆっくり走っているよ
 うに見えるが、キッチリ120km出ているの
 である。

120km出しているのに、この車間距離! 空港からホテルに着くまでの40分間、私はずーっと
足を突っ張ったままの状態であった。あ〜ぁ、往復で頼むんじゃなかった・・・・・。



弥生拾壱日(火) 「吉野家」
出不精で有名な私だが、唯一例外なのが「吉野家」に行くことである。これだけはどんな労力も
惜しまない。てなワケで、ここ台北でホテルからタクシーをブッ飛ばして、さっそく吉野家に行って
きた。(ちなみに、ホテルから徒歩だと7分くらいのところにあるのだが、足がすっかり退化してし
まっている私には、歩くことなど到底考えられない距離である)

            

台北の吉野家はアメリカやシンガポールと違って、牛丼をちゃんとドンブリに入れてサーブしてく
れるところがステキである。牛丼(並)が70NTDってことは、日本円に換算して約250円。日本
の吉野家とほぼ同じ料金である。海外の吉野家の特徴として、牛丼以外にも鳥丼や豚丼がある
ことだ。どちらも思いっきり中華風の味付けであり、ワタシ的にはあまり好きではない。やっぱり
吉野家は牛丼一筋でなければイケない。

実はワタシ、普段はお米ってのをあまり食べない。さらに男にしてはかなりの少食であり、食事
にでかけても、酒ばかり飲んでいることが多い。ところが、こと牛丼に関しては別腹とでも言うの
であろうか、大盛りでもペロリと食べてしまう。てなことで、ここ台北でも当然ながら大盛りを注文
した。

肝心の味の方だが、「日本>台湾>アメリカ」ってところであろうか。アメリカの吉牛よりは遥か
に美味しいのだが、日本の吉野家に比べるとまだまだ詰が甘いというか、肉のパサツキが目立つ・・・・なんて書くと、「吉野家の牛丼なんて、日本だってパサパサの肉じゃん!」と、ツッコミを
入れる人がいるであろう。 しかーし! それは大いなる偏見である。正しい技術を身につけた
店員が調理した牛丼は、非常にジューシーなのである。吉牛の味の秘訣は、「肉汁の旨み」と
「玉ねぎの甘味」のハーモニーである。これをいかにして美しく表面に出すかが勝負の分かれ道
なのだ!

さらに台北の吉野家では、紅生姜が日本の吉野家とは異なり「ガリ」の状態で置いてある。また
味の方も少し甘味があり、ちょっと牛丼には向いていないような気がした・・・と、文句を言っては
いるが、残さずきっちり全部キレイに平らげた。やっぱり吉野家は「世界一のグルメ」である!!

さ〜ぁ、明日は香港の吉野家に行くぞ〜〜〜〜ぉ!!


       



弥生拾弐日(水) 「疲れた・・・・」
本日は台北から香港への移動日。朝っぱらからメチャメチャ憂鬱な気分であった。その最大の
原因は空港までのハイヤーである。また例の「F1レース」もどきを体験しなければならないのか
と思うと、それだけで妙な緊張感を覚えてしまう。

午後1時30分、時間通りに迎えのハイヤーがやってきた。往路の時とは別の運転手だったが、
表情が怖いというか、なんだか挑戦的な顔をしている。こりゃ、ゲロるかもしれない・・・・そんな
不安がふと頭を端をかすめた。

ところが予想に反して、この運ちゃんがメチャメチャ安全運転だったのである! 時間通りに迎え
にやってきたことといい、慎重な運転といいい、この運ちゃんはA型に違いないと思った。(笑)
無事に空港に到着し、記念に運ちゃんの写真を撮った。最初の印象とは異なり、何だか優しい
顔のような気がしてきた。

      
                     安全運転の運ちゃん

今日の台北→香港間のフライト・タイムはわずか1時間ちょい。水平飛行に移って食事サービス
が始まったと思ったら、アッという間に降下が始まった。まぁ、このくらいのフライトタイムが私に
は一番合っている。

これまた無事に香港に到着した私は、さっそくタクシーで市内のホテルへと移動した・・・のだが、
ここで私は重大なミスを犯してしまっていた! 台北の運ちゃんが安全運転だったので、すっか
り油断してしまっていたのだが、台北がF1レースなら、ここ香港はチキン・レース並みの運転な
のである!

案の定、運転手はアクセルが床にめり込むくらい力強く踏み込んで加速し、まるで人ごみの中を
ぬって走るような感じで市内に向けて爆走した。その結果、ワタシはホテルに着いた途端、機内
サービスで出てきた台湾ラーメンをすっかりゲロってしまった。

頼む! 頼むから、もっと普通に走ってくれ・・・・・・。



弥生拾参日(木) 「オイオイ・・・・」
日常生活の中で、思わず「オイオイ・・・・」と口走ってしまうことが最近妙に多い。

例えば飛行機の中。夜間の離発着に際しては、万が一事故が発生した時に暗闇の中でも目が
すぐに順応できるよう、航空会社によっては機内の照明を消すところがある。私が頻繁に利用し
てるシンガポール航空でもやはり安全上の理由から夜間の離発着に際しては機内の照明を消
している。ところがせっかく理由があって照明を消しているにもかかわず、すぐに読書灯をつけて
しまう乗客が多々いる。自分の周囲で2〜3人の人が読書灯をつけていると、もはや機内照明
を消した意味など全くなくなる。たかだか5分くらい読書を中断しても問題はないだろうに・・・・。そんな時、思わず「おいおい・・・・オマエのために、他の人まで明暗順応ができなくなってしまう
じゃねーか!」と言いなくなるのだ。形こそ違え、非喫煙者が喫煙者のタバコから流れ出る煙に対して抱く不安感と要は同じである。

他にもまだある。チェックインや発券などで順番待ちをしていて、さぁ、いよいよ次は自分の番と
いう時になって、平気で割り込んで来る人がいる。別にわざとやっているのではなく、何も考えず
に次は自分の番だと思っているみたいなのだ。状況からすれば、いまカウンターで応対してもら
っている人の50cmから1m後方に立っている人がいれば、順番待ちをしていると思うのが普通
である。ところが彼らの頭の中は自分の用件を処理することしかないのか、見事なくらい係員の
顔しかか見ていない。これもまた「オイオイ・・・・・」である。

これは私の個人的な印象だが、欧米人に比べてアジア人は順番を守らない人が多いような気
がする。特に中国・韓国・そして日本がワースト3ではないだろうか? もっと正確に述べるなら、
「順番を守る」という気持ち自体はあるのだが、「並ぶ」という行為の際のマナーに慣れていない
ように思えるのだ。

近頃、いきなりカウンターに並ぶのではなく、来店したらまず最初に発券機で番号札を引いて、
その番号を呼ばれたらカウンターに行くという方法をとっている銀行を多くみかけるが、おそらく
これも元々は「並ぶ際のマナー」が原因で生じるトラブルを解消するための方策だったのであろう。

い、いかん! どーも人間40歳を過ぎると、愚痴が多くなるようである・・・・・(笑)



弥生拾四日(金) 「感謝・感謝・感謝!」
約3週間に及ぶ出稼ぎ生活もようやく終わり、やっとこさNZに戻ってきた。今回は出発の時点で
既に体調を崩していたため、肉体的には何かとツライ旅であったが、また各地でいろんな方々と
出逢うことができ、精神的には非常に充実した旅でもあった。ご自身も旅の疲れが残っていたに
もかかわらず、サンノゼからサンフランシスコまで車で送ってくれたBさん、遠くの町からシアトル
までわざわざ私を訪ねてきてくれたYさん、私の帰国を心から喜んでくれたAさん、Eさん、Sさん
Uさん、熊本の美味しい和食のお店を紹介して頂いたRさん、日本の国内情報をいろいろ送って
下さったMさん、チンケなサイトを見捨てずに、ずっと応援して下さっていた数多くのみなさん、
そして出稼ぎ中の私の健康状態をずっと気遣っていてくれたダン隊長とチョコリスト女史・・・・・
なんとか無事に仕事をこなせたのも本当に皆さんのおかげである。この場をお借りして、心から
お礼を申し上げます。

                ★    ★    ★    ★    ★

さて、ご存知のように出不精の私は、ホテルのBARで飲むことが多い。カウンター席には私と
同じように、独りで淡々と飲んでいらっしゃる方が結構いるのだが、たまたま隣り合わせになった
方々とお話をすることがある。特に自分が行ったことのない国や街から来られた方のお話という
のは、非常に興味深いものがある。

生まれた場所も違えば、育った環境も違う。もちろん文化や習慣も違う。それなのに実に友好的
な雰囲気で会話がすすむ。「利害関係がないからこその平和」なのかもしれないが、それだけで
はないような気がする。みんな疲れているのだ。自分が疲れているからこそ、相手の疲れも理解
でき、そして優しい言葉がかけられるのである。私は旅先のBARで偶然に出逢い、そして少し
お話をした方々にも感謝をしている。これを「そんなの偽善だ」と言う人がいたら、逆に私はその
人に言いたい。「そういう考えは独善である」と・・・・。



弥生拾伍日(土) 「便秘の季節」
NZは初秋を迎えている。世間一般の方々にとっては「食欲の秋!」ってことになるんだろうが、
ワタシにとっては「便秘の秋!」である。ご存知の通り極度の便秘症で悩まされているワタシには非常にツライ季節なのだ。

今は中肉中背(172cm・58kg )のワタシであるが、その昔、なんと体重が100kg近くもあったこと
がある。ハッキリ言って「デブ」であった。元々は痩せ型だったのだが、ある日突然、悲しいくらい
美味しくご飯が食べられるようになり、坂を転がるように太って、気がついたら体重が100kgに
なっていたのだ。その頃、よく知人から「何かイイことでもあったの? ニコニコ笑って」と言われ
たものである。別にワタシは笑っていたワケではない。デブったせいでホッペの肉が隆起してし
まい、まるで笑っているような顔になっていたのである。周囲の人々からは、「肉マンみたいだ」
だの、「オマエが車に乗ると、スタンディング・ウエーブ現象が起こりそうで怖い」だの、ボロクソに
言われ散々であったが、1つだけ今より遥かに良かったのは、「快便」であったことである。その
後、ちょっと胃を悪くし、100kgから一気に46kgまで痩せてしまった。 そして、その時から私の
便秘人生が始まったのだ。

便秘の合併症?として、「痔」というものがある。早い話、トイレで気張り過ぎて痔になってしまう
のである。幸いワタシは痔主ではないのだが、過去に1度だけ患ったことがある。あれは忘れも
しない8年前の夏のことである。トイレでいつものように便秘と戦っていると、突然「痔」が襲いか
かってきたのである! 翌日から出稼ぎ予定が入っていたワタシは、病院に行くべきかどうか、
非常に悩んだ。初めての経験だけに、赤の他人に昼日中から「菊の御紋章」を晒すことに対し
て、かなりの抵抗があったのだ。しかし海外出稼ぎ中に容態が悪化するとマズイ。心を鬼にして
ワタシは家の近所の病院の門をくぐった。

医師と3人の看護婦に囲まれ、寝台にうつ伏せに寝かされたワタシは、有無を言わさずパンツ
を剥ぎ取られ、患部にスポットライトを当てられた。当たり前の話ではあるが、こちらの心の葛藤
とは対照的に、医者は淡々と診察を始める。手袋をした医師の指が、ズボっと患部に入れられ
た。崇高な医療行為ではあるのだが、この世にこれほど男の精神を「骨抜き」にしてしまう行為
は他にない。カンペキに無抵抗、「もう、どうにでもして」状態、当時のワタシにとっては屈辱的と
言っても過言ではなかった。いま思えば病気にカッコイイも悪いもないのだが、その時は理屈抜
きに恥ずかしかった。「痔」という単語を書くことすらためらわれ、使っていた手帳には「G」と書い
たくらいである。

幸い痔の中ではゴクゴク軽い部類のものであったため、薬の処方だけで済んだのだが、この日
を境に、ワタシは便秘症および痔で悩む人に対して、異常に優しい気持ちを持つようになった。
時々、この徒然草でも便秘にまつわる話を書いているが、ワタシにしてみれば、決してギャグで
はなく、めちゃめちゃマジメな話のである。

それにしても、このところ難産が続いている。出稼ぎ帰りは特にヒドイ。恐らく外食が続いていたので、繊維質が不足しているのであろう。にもかかわらず、野菜が大の苦手のワタシ。。。。。
シンガポールの便秘先生(1月4日付の徒然草参照)のところにでも行こうかしらん??



弥生拾六日(日) 「愚かさ」

幼児性は成長と伴に消え、無知は教育によって解消され、酔いはやがて覚める。だが、愚かさ
だけは一生つきまとう・・・・・・・これは古代ギリシャの喜劇作家・アリストファネスの言葉である。
昨今の日本の政治家・官僚たちの言動を見るにつけ、この言葉を思い出さずにはいられない。

かつて故・松下幸之助氏が「無税国家」というのを提唱したことがある。国家予算の中から毎年
少しずつ資金をプールし、それがある一定額以上貯まれば、それを運用することで国家予算くらいは捻出できるようになるというものだ。その時、政治家はみんな嘲笑った。官僚達は「やっぱり
小学校しか出ていない人は、政治のことが全然解かっていない・・・」と、馬鹿にした。政治とは
国家の運営(経営)である。仮にも「経営の神様」とまで言われた松下幸之助氏のことを、下種
な政治家や官僚達に嘲笑う資格など断じてない。

赤字国債の発行でなんとか運営を続けている日本。もしこれが民間企業ならばとっくに倒産で
あろう。いや、その前に赤字がでた時点で経費を削減し、支出を押さえることに専念している。
ところが政治家と官僚にはそのような発想などまったくない。

考えてもみてほしい。官では相変わらず来年度の予算が減額になってしまうことを恐れ、本年
度の予算を使い切ろうとする。有効に使うのならばまだ解かる。ところが何とか予算を使い切る
ため、無駄遣いのオンパレードをやるわけである。年度恒例の無用な下水道工事などは、その
典型的な例と言える。

不況天国の日本において、収入がどんどん減ってしまった一般家庭では、主婦が知恵を絞って
支出を抑えて苦境を乗り切ろうとしている。その時に官は、無駄遣いを続けているのである。
そして政治家はこれを黙認し、決してシステムを変えようとはしない。当たり前である。利権が
かかっているからである。公共事業にからむ汚職事件が如何に多いことか。これを「愚か」と言
わずして何と云うべきか。

まずは無駄な支出を押さえよ! 景気回復の第一歩はそれである。



弥生拾八日(火) 「盛者必衰ってかぁ?」
デヘヘへへへへ。実は今、フトコロがひじょーに暖かい! 「フトコロ」と云っても、別に私の財布
の中身ではない。我がサイトのネタのことである。先月まで極度のネタ不足のために、危機的な
状態が続いていた我がサイトだが、先月末から今月中旬にかけての出稼ぎや、知人達からの
援助により、けっこうネタが豊富にあるのだ。

中でも「ラウンジ」の写真はかなり大量にGETできた。香港ではスタアラG会員の恩恵を最大限
利用し、シンガポール航空のラウンジを筆頭に、タイ国際航空ラウンジ、全日空ラウンジ、そして
スターアライアンス・ラウンジへのゲリラ取材を敢行した! おそらくスタッフから見れば、ワタシ
はかなり「怪しいヤツ」、もしくは「かなりのオタク」に見えたと思う。右手に搭乗券と会員カード、
そして左にデジカメを持ち、入室したかと思ったらソファーになんざぁ座りもせず、黙々と食べ物
と飲み物コーナーをデジカメで撮影し、そして5分もしないうちに去って行くのだから、そりゃ怪し
いわなぁ。。。(笑)

特にチャンギ国際空港(SIN)にある、航空オタクの間ではちょいと有名なシンガポール航空の
ファーストラウンジ、ビジネスクラスラウンジ、プルミエ・ラウンジの3ラウンジの写真撮影に成功
したのは大スクープだと自負している。おそらくネット上で上記3ラウンジの詳細写真を公開して
いるのは、我がNight Flght だけではないだろうか!(自慢・・・かなり鼻の穴がふくらんでる) 

まぁ、言ってみれば、昨日までシケモク(注1)してたヤツが、いきなりまとまった金が入ってきた
ためにスッカリ気が大きくなってしまい、急に高級葉巻を吸い出したようなもんである・・・・・・・・・・・・・・と、調子に乗って写真を公開していたら、ナント早くも米ビツの底が見え始めてしまった!
マズイ・・・・・非常にマズイ状態である。

てなことで、引き続き皆様からの「暖かい援助」を大募集していまふ! よろしく!!!

注1 シケモク・・・・・・・タバコを切らしたので買いに行きたいのだが、天候上の理由、
               精神上の理由、もしくは経済上の理由により、新規購入を断念
               せざるを得ない時、灰皿の中から比較的長い吸殻を見つけ出し、
               気持ち新たに火をつけて、根元まで吸うこと。愛煙家の諸氏で
               あれば、必ず一度は経験する非常に貧乏臭い行為。



弥生拾九日(水) 「続・便秘の季節」
くどいようだが、私はいつもヒドイ便秘に悩まされている。どうにもこうにもならない状態なので、
「コーラック」を常用している。もちろん「自然分便が一番イイ!」ってことは解かっているのだが、
なんせ割りとしっかりとした骨盤を持っているもかかわらず、万年腰痛及び「痔」に対する潜在的
恐怖を持っている私は、どうしても薬に頼ってしまっているのが現状である。

日本では「サツマイモを食べれば一発だ!」って話をよく聞くが、ここNZでは「キーウィを食べれ
ば一発である!」と言われている。残念ながら、サツマイモもキーウィも私は大嫌いである。(笑)
そんな折、我がサイトのファンの女性から「便秘に効くかもしれないスープ」のレシピを書いた
メールが写真付で届いた。以下、その作り方である。

             ★    ★    ★    ★    ★    ★

●材料     ベーコン、セロリ、キャベツ、ジャガイモ、たまねぎ、マッシュルーム
          トマトペースト、水、塩コショウ、(あればショート・パスタ)

●作り方    @ ベーコンを鍋で炒める
          A セロリ、ジャガイモ、キャベツ、たまねぎを適当に切って
            電子レンジで3分間チン。(煮込み時間短縮のための手抜き技)
          B 鍋にAを投入
          C 水を入れる
          D 30分煮込む
          E トマトペーストを一缶投入(このとき塩コショウで味を調整)
          F マッシュルームを投入
          G 好みでゆでたショートパスタを投入
          H 全てがやわらかくなったら出来上がり

           

             ★    ★    ★    ★    ★    ★

おおおお! イタリアンな雰囲気が漂う美味しそうなスープである。これなら私もチャレンジでき
そうだ。便秘でお悩みの皆様、はたまた「私はこれで便秘がきれーに治りました!」という秘技を
お持ち方、どしどしメールを下さい! 好評の場合には、「便秘解消コナー」を新設します。(笑)

追記:  昨日の徒然でシケモクについて「灰皿の中から比較的長い吸殻を見つけ出し、気持ち
      新たに火をつけて、根元まで吸うこと」と解説したが、香川県高松市在住の主婦Mさん
      (42歳)から、「あれでは説明不足である。灰皿の中から見つけ出した比較的長い吸殻
      に爪楊枝を刺して吸うのが正しい作法である!」という、さらに貧乏臭いご指摘を受け
      たので、お詫び並びに訂正いたします。



弥生弐拾日(木) 「頭が寒い・・・・」
いま日本は春のポカポカ陽気が漂うイイ季節になってきている思うが、NZはすっかり秋の気配
が漂っている。春と比べて、秋と言うのは何となく物悲しい雰囲気がある・・・・・・・のが普通なの
だが、ここNZでは陽気なNZ人のおかげで、相変わらず夏の明るさをキープしている。

さてさて、春が桜の季節ならば秋は抜け毛の季節である。実はワタシも若かりし頃の無計画な
造園が祟ったのか、かなり髪の毛がヤバくなってきている。その昔は床屋に行っても、パーマだ
の毛染めだの、なーんの迷いもなくできたのだが、今じゃ怖くて散髪をするだけでも三日三晩は
悩んでしまう。そんなこんなの理由から、ついついワタシはロンゲに固執していた。

ところがである! これから冬に向けて、ますます髪の毛を大切にしなければならないという時
に、大事件が発生してしまった。髪の毛がなくなってしまったのである!! 事の経緯はこうだ。

先日の出稼ぎで、ワタシは日本からNZに戻る途中で台北にも立ち寄った。ここで某クライアント
さんと会食予定だったのだが、食事の時間までかなり時間があったので、私はホテルの隣りに
あった美容室にヘアカット行ったのだ。

当初の予定では、20cmほどにまで成長していた頭上の髪の毛を、「毛先から3cm」だけカット
してもらおうと思い、わざわざ三面図まで用意して、床屋のオバちゃんに英語と日本語と漢字と
図面で説明をした。が、アホほど詳しく説明したにもかかわらず、オバちゃんは見事にバッサリと
カットしてしまい、根元から3cm しか髪の毛が残っていない状態になってしまったのだ・・・・・。

恐らくここで、「そんなに短くカットされる前に、文句言わなかったの?」という疑問を持たれた方
も大勢いらっしゃることと思う。 しかーし! オバちゃんは最初の一撃で、いきなり頭上の髪の毛
を根元から3cmのところまで一気にカットしてしまったのである。そんな状態から、他のところを
カットせずに放置しておいたら、ほとんど「落武者」状態である。

頭が寒い・・・・・実に頭が寒い・・・・・・・心も寒い・・・・・・・財布はもっと寒い今日此頃である。

追伸:  昨日の徒然で「便秘に効くかもしれないスープ」の作り方をご紹介したが、その考案者
      の女性から、またまたメールが届いた。「あたくしアレを飲んでから三日も便秘中です。      効くかもしれないだけで、効かないみたいです」とのこと。 な〜んやそれ!(爆)



弥生弐拾壱日(金) 「没落?」
昨夜はシンガポール航空主催のタダめし会・・・・もとい! 晩餐会がクライストチャーチ郊外の
高級リゾート・ホテルであり、ドンペリが飲みたいがために参加してきた。

さてこの晩餐会、シンガポール航空をよく利用してる人を、毎年春になるとカップルでディナーに
招待しちゃうという太っ腹な企画なのだが、さすが天下のシンガポール航空! 晩餐会の前の
カクテル・タイムで出されるシャンパンからして、いきなりドンペリとクリュッグである!!!!!
さらにそのあと始まるディナー・タイムでは、地元・シンガポールからわざわざシェフを呼んでの
フランス料理のフルコース! まさに超豪華!・・・・・だったのである・・・・去年までは・・・・・・。

ところが昨夜のパーティーたるや、「これでもか〜ぁ!」ってくらいセコかった。まずシャンパンが
ドンペリ&クリュッグから、ヴーヴ・クリコ(イエロー)に格下げ! ワインをあまり飲まれない方々
のためにご説明すると、去年まで横綱だった人が、今年からいきなり十両に落ちてしまったよう
なものである。そしてディナーたるや悲惨も悲惨! 味もさることながら、フル・コースのフランス
料理から、簡略式のコース(前菜・メイン・デザートの3点)に変わっていたのだ。しかも典型的な
NZ
料理(焼いただけの肉、甘いだけのデザート)・・・・・・横綱から序二段を通り越して新弟子に
陥落って感じである。

招待して頂いといてこーゆーのも何だが、これなら高級リゾートホテルなんざ借りずに、市内に
ある一般ホテルのレストランを借りて、気軽なビュッフェ・スタイルにしてくれた方がよっぽど気が
利いてると思う。まぁ、超大不況の航空業界にあって、こうした企画を毎年続けていること自体、
非常に高い評価はできるのだが・・・・・。

追伸:  一昨日の徒然で、シケモクについて「灰皿の中から比較的長い吸殻を見つけ出し、
      気持ち新たに火をつけて、根元まで吸うこと」と解説したら、香川県高松市在住の
      主婦Mさん(42歳)から、「あれでは説明不足である。灰皿の中から見つけ出した
      比較的長い吸殻に爪楊枝を刺して吸うのが正しい作法である!!」という、さらに
      貧乏臭いご指摘を受けたと書いたのだが、さらにDさんという方からお便りがあり、
      「爪楊枝を刺して吸いますと、風味等が抜けてしまい、美味しくありません。本当の
      シケモク吸いは、ヘアーピンにはさんで吸います」というご指摘を受けた。なんだか
      「シケモク大論争」に発展しそうな雰囲気である・・・・・。



弥生弐拾弐日(土) 「国際結婚」
グローバル化がジャンジャン進み、高校生が修学旅行で海外に行き、グアム島やハワイなどは
もはや国内旅行の延長のような感じになった昨今、「国際結婚」など別段珍しいものでも何でも
ない。ワタシの住むNZにも国際結婚をしたカップルが大勢いるのだが、残念ながら感じのイイ
夫婦は非常に少ない。(爆弾発言かぁ?)

国際結婚のカップルには、日本人男性と外国人女性、外国人男性と日本人女性、以上2種類の
組み合わせがあるワケだが、NZでは95%以上が後者のパターンだと思う。典型的な例として
は、ワーキングホリデー制度を利用してNZに1年間遊び来た日本人女性が、ここでNZ人の男と知り合い、そのままゴールインってパターンである。

先ほど「感じのイイ夫婦は非常に少ない」と書いたが、これにはちゃんとした理由がある。ナンだ
か彼らを見ていると、「愛情で結ばれた」というより「打算で結ばれた」という感じがしてならない
のである。ワーホリでNZに来た女性ってのは、当たり前の話だがNZが非常に大好きなワケで
ある。1年間どころか、ずーっとNZに住みたいとも思っている。ところがNZの永住権を取得する
のは非常に難しい。現在ではほぼ不可能と言っても過言ではない。唯一の例外が国際結婚で
ある。これなら、どんなアホでも簡単にNZの永住権が取得できるのだ。ある意味かなりオイシイ
話だと言える。またNZ人男性にとっても、日本人ならどんな女性であろうが、少なくともNZ人の女性よりは清潔であり、控え目であり、掃除もちゃんとやるし、料理だって上手である。これまた
かなりオイシイ話なのである。

さらに、両者にとってもっと都合の良い条件があるのだ。それは言葉の問題である。通常「口論」
というのはたいてい言葉の行き違い、特に言葉が過ぎた場合に起こりやすい。売り言葉に買い
言葉で、思ってもいないことまでついつい口にしてしまい、火に油を注ぐ結果になってしまう。とこ
ろが、NZで国際結婚をしているのカップルの場合、女性の方は英語なんざぁ、まともにしゃべれ
やしないし、相手の話てることだって2〜3割しか正確に理解していない。つまり万が一、ケンカ
になって夫の方が言い過ぎたとしても、妻の方はその3割しか把握してないワケだし、逆に妻の
方も相手のことをボロクソ言いたくても、悲しいかな語学力がついていかないので、「言葉が過ぎ
る」ってのがないのである。

我家にも時々アホなヤツがくるのだが、彼女の話を聞いていると非常に面白い。必ず子供の話
の中で、「ウチの子供ったら、英語しかしゃべらなくて困ってるのよ。日本語もちゃんと教えなきゃ
イケないんだけどねぇ・・・・」というセリフが出てくる。よく様子を見てみると、別に困っている様子
などカケラもない。顔には「微笑」すら浮かんでいる・・・・・・そう、実は自慢しているのだ。一般の
日本人であれば、ここで「うわ〜ぁ、羨ましいわぁ。ウチの子供も英語がしゃべれたらなぁ・・・・・」
って反応がかえってくる。根本的に日本人は英語にコンプレックスを持っており、日本人である
彼女もそのことを十分に承知した上で、ワザワザ相手に「羨ましい・・・」というセリフを言わせる
タメに、違う話題のことを話していても、必ず1回はこの話題を振ってくるのだ。

ところが、ワタシは一般的な日本人とはかけ離れた思考を持つ人間であるため、絶対にこのよ
うな反応は示さないし、そんなセリフは言わない。仮にもワタシは英語でメシを食っている人間
である。英語に対して「奥が深いなぁ」と思ったことは何度でもあるが、かと言ってコンプレックス
などは持っていない。だからワタシは彼女にこう言った。

  え〜〜〜〜ぇ? 
  日本語がしゃべれないってかぁ? 
  いやいや、頭の悪いガキを持つと
  こりゃこりゃ大変ですなぁ〜っ
  ガッハッハッハッハ!


もちろん、彼女は思いっきりムッとした表情になった。ワタシは彼女の悩みに対して同情を示し
ただけなのだが。(笑)

こと彼女に関して言うならば、別に夫のことを愛して結婚したのではないと思う。彼女が愛した
のはNZであり、決して個人としての夫ではない。ワタシは彼女に問いたい。「もし旦那さんが、
今と同じ容姿で、今と同じ性格なんだけど、日本のローカル都市の農協に勤めていても結婚し
てました? もし旦那さんが日本のどこか山奥の田舎町に住みたいって言ったら、あなたは賛成
します?」と。

とにかく、ワタシが最も気に入らない点は、国際結婚した日本人女性の多くが、自分を育んでく
れた祖国・日本のことを何の根拠もなく非難している点である。日本の悪い点しか言わないので
ある。NZにもスバラシイところがあるし、日本にも誇るべき点が数多くある。両者は決して比較
すべき性質のものではない。むしろ「違いを楽しむ」というくらいの気持ちでなくてはいけない。
にもかかわらず彼女達は懸命に日本を否定し、NZだけを褒め称えている・・・・コンプレックスの
裏返しなのであろうが、度を越えると見苦しい。

・・・・・・と、ここまでは国際結婚したカップルに対しての非難?めいたことばかり書いてきたが、
数としては少ないが、非常にステキなカップルもいる。例えばワタシの住むクライストチャーチで
美容師をしているRさんや、シドニー在住のHさんなどである。彼女たちは日本人であることの
誇りを持ちながら、そして住んでいる国に対しての敬意もちゃんと持っている。語学が堪能であ
るがクダラナイ自慢話など決してしない。いや、正確に言うなら、語学が堪能だからこそ、バカな
自慢などする必要がないのである。そして何よりも、彼女たちは話している相手をホッとさせるよ
うな暖かいオーラで満ち溢れており、「一生懸命あなたのことを理解したい」と雰囲気が伝わって
くるのだ。これこそが、国際結婚をするのにふさわしい成熟した国際人というものであろう。



弥生弐拾参日(日) 「誤聴」
「「誤読」とか「変読」いう言葉がある。例えば「過失相殺(かしつそうさい)」という言葉があるが、
これを「かしつそうさつ」と読む思っている人は意外に多い。他にも「重複(ちょうふく)」のことを
じゅうふく」と読んだり、「けん引免許(けんいんめんきょ)」のことを「けんびきめんきょ」と読ん
だりしている人もいる。

上記の例では、読み手側に問題があるワケだが、これが地名となると読み手側ではなく、明ら
かに元の読み方に問題がある場合が多い。例えば大阪市に「放出」という地名があるのだが、
健康な人間であれば絶対に「ほうしゅつ」と読んでしまうと思う。(正解は「はなてん」) ヒドイ例
では、京都の「一口」という地名がある。誰がどう読んでも「ひとくち」としか読みようがないと思う
のだが、正解は「いもあらい」なのである。

著名人の名前でも難しいものが数多くある。エッセイストの東海林ただお(しょうじさだお)氏の
名前を初めて見た時は、「とうかいばやし」だと思ったし、若林豪は「わかばやしオーストラリア」
だと思った。(←これはウソである)

さて、誤読・変読ってのは非常によくあるパターンだと思うのだが、私の場合、これに「誤聴」って
のが加わる。バンコク国際空港は正式には「ドムアン国際空港」と呼ばれている。バンコクに行
かれた経験のある方はご存知かと思うが、バンコク到着すると「当機は只今バンコク・ドムアン
空港に着陸いたしました。只今のバンコクの天候は晴れ、気温は摂氏32度でございます・・・・」
といった感じの機内アナウンスが流れてくる。私もバンコクには何度も行っているワケだから、こ
の「ドムアン」って単語は聞きなれているハズである。ところが油断するとなぜか「トムヤンクン」
に聞こえてしまうのである。

以前、ちょいとした野暮用で頻繁に西船橋から武蔵野線を利用して新松戸まで行っていたこと
があるのだが、西船橋の次の駅で「船橋法典」ってのがある。当然ながら車掌さんは「次は船橋
法典、ふなばしほーてんでございます」とアナウンスするのだが、私にはなぜか「ハムラビ法典」
に聞こえてしまい、みょーにウケてしまうのである。

で、またまた空港の話に戻るのだが、いま私がマジで正式名称の読み方が解からない空港が
1つある。それは台北国際空港である。正式名称は「中正国際空港」なのだが、機内アナウンス
では、「しゃんとせんかい!空港」と言っているような気がするのだ。

てなことで、読者の方で本当は何と発音しているのかお解りの方がいらしたら、ぜひぜひ私に
正解を教えて頂きたい。

追伸:  3月19日付のの徒然で「便秘に効くかもしれないスープ」の作り方をご紹介したが、
      その考案者の女性から、再びメールが届いた。曰く「‘便秘に効くかもしれないスープ’
      ということでご紹介しましたが、その後の調査で‘便秘解消とは全く関係ないスープ’
      ということが判明しました」そうな。(爆)



弥生弐拾四日(月) 「態度Lな輩」
米・味噌・醤油が体中に染み付いているのか、ワタシの場合、海外に行っても和食レストランに
行くことがメチャメチャ多い。ところが、この和食レストランで不快な思いをすることが結構ある。
それは別に料理の味がどうたらこうたらではなく、日本人従業員の態度に関してなのだ。とくに
アメリカの和食レストランに行くと、な〜んか従業員の態度が横柄なことが多いのである。

彼らの接客態度をよく観察してみると、3つの大きな特徴がある。

●特徴1  欧米人に対してはやたら愛想良するが、日本人客に対しては妙に相手を
        小バカにしたような態度をとる。

●特徴2  日本人観光客を相手にやたらと英語を使いたがる。

●特徴3  ところが、相手が通訳とかハーフなど、語学に堪能だと解かると、態度を
        急変させ、「ワタシ、英語が苦手で・・・・」などと、急に媚を売るような態度
        に出てくる。

日本人が海外に行ってまでわざわざ日本食レストランに行くのは、外国の文化にカブれた輩を
見学するためではない。単に「和食が食べたい」からだけではなく、遠い異国の地で祖国の文化
の優しさに触れたいからである。ところが、ここのところがまったく解かっていないアホな従業員
が異常に多いのである。思わず「外国カブレしたいなら、何も和食のお店に勤めなくても、地元
のハンバーガーショップで働けばエエんでないの?」とツッコミたくなる。

処変わって日本はどうであろうか? 時々TVや雑誌なんかで「頑固オヤジ」のいるお店っての
が紹介されているが、これまたワタシは大の苦手である。いや、ハッキリ言ってしまえば、キライ
なのである。社会人としての常識と人間としての優しさが欠落しているといえばそれまでなの
だが、そのような個人的な理由ならワタシはガマンできるし、むしろ楽しめる方である。しかし、
それを業として、つまり「プロ」として仕事をしているとなると話は別である。みょーに腹が立つの
である。自分の傲慢さからお客さんに不快な思いをせさてしまうようではプロ失格である。料理
の完成度に加えて、それをお客さんに楽しく食べてもらえる環境を整えてこそ、「飲食業のプロ」
と呼べるのではないだろうか。

遥か昔、とある街で「頑固オヤジ」のいる店に入ったことがある。カウンターだけしかない小さな
店を、オヤジが1人で切り盛りしていた。(注1) 早速ワタシはある料理を注文したのだが、注文
を聞くやいなや、オヤジは一方的にワタシのことを思いっきり罵倒し始めた。

    「これやから素人はダメなんや。そんなもん、料理には食べる順番ちゅーのが
     あるんや。最初からこんなの注文するのはアホ以下や。ったく、カス客が!」

後にも先にも、イキナリこのように罵倒されたのは初めてであった。周りの客を見ると、みんなが
みんな、妙に萎縮しながら食べている。料理の味は確かにスゴかったが、接客業としては最低
であった。しかも悪いジョークとしか思えないのだが、その店の名前ってのが、ナンと「サービス」
であった。(爆)  もちろんワタシは即座に店を出た。

もちろん「お客様は神様、どんなワガママでも許される」なんてことは絶対にない。お客には客
のマナーが必要である。しかし、同時に店主や従業員にも求められるマナーがあるはずである。
それを無視して客を客とも思わないような振る舞いをするなら、その人にはその商売は向いて
いない。即刻辞めるべきである。

どのような分野でもそうだと思うが、プロがプロとしての自覚を持ち、そして仕事に徹した時は、
まさに素人では太刀打ちできないような最高の結果が生み出される。私がここで言う「プロ」とは
店側の人間すべてを指している。客側からすれば、その人が店主だろうがアルバイトであろうが
ぜんぜん関係のない話であり、店側の人間である以上、その時点でプロとしてのの結果だけを
期待しているのだ。海外の和食レストランで務める諸氏、並びに「頑固オヤジ」と呼ばれている
諸氏には、ぜひ本物のプロの姿(=最高の結果)だけを見せて頂きたい。

注1
このとき、ワタシが何を注文したのか、どこの街なのか、そして何料理の店だったのかを書きた
いところなのだが、現在はその店は二代目が継いで店名も変わっているので、詳細は割愛させ
ていただくことを了承願いたい。



弥生弐拾五日(火) 「戦争と平和」
イラク軍と米英軍との戦いは、日に日に激しさを増してきている。それに比例して、世界各地で
熱烈な反戦運動が高まっている。ごくごく一部の病的とも言える好戦的人間を除き、人は誰でも
戦争を憎み、平和を望んでいる。ところが、誤解を恐れずに言うならば、私は「反戦運動」をして
いる人々に対して、ときどき疑問を感じることがある。

感情論はひとまず横におき、「戦争とは何か?」と問われれば、それは「国家間の紛争解決の為
の政治的最終手段」ということになる。残念ながら有史以来、人類はこれに代わる解決手段を
開発していない。武器が石器や弓矢がミサイルに変わっただけで、太古から根本的なものは何
も変わっていないのである。もし戦争に代わる平和的な紛争解決方法があれば、とっくにそれを
利用しているはずだが、現段階では戦争しかないのである。

ならば「反戦」を唱えるからには、何かしら具体的な代替手段を明示すべきではなかろうか?
例えば「もっと話し合えば解かり合える」というのであれば、具体的な譲歩点や条件等を示すべ
きであり、その上で「もっと話し合えば」ではなく、「このような条件で話し合えば」と言うのであれ
ば、彼らの運動は高く評価できる。ただ単に「罪もない人々が傷つく」や「じっくりと話し合えば解
リ合える」だけでは、それはいわゆる感情論に過ぎず、国際政治の中では何の意味もなさない。

さらに我々が強く認識しておかなければならないのは、CNNに代表されるTV・マスコミ報道が
常に正しい情報を流しているわけではないということである。現代における戦争というのは、何も
ミサイル攻撃だけではない。故意にニセ情報を流し、世論を混乱させるのも作戦の1つなので
ある。例えば湾岸戦争の際に油田が破壊され、そこから流出した大量のオイルを浴びた一羽の
渡り鳥の写真が放映されたことがある。アメリカ人というのは根本的にこの手の映像に非常に
弱い。多くの人がこれを見て反戦運動に走った。もちろん、それはそれで構わないのだが、冷静
に考えてみれば、あれもマスコミが仕組んだ一種のトリックである。よく考えてみれば解かること
だが、オイルというのは川の流れとは違う。ゆっくりと海を漂って、ジワジワと海岸に打ち寄せて
くるのだ。当然ながらオイルが近づいてくれば、野生の鳥であれば逃げていく。オイルにまみれ
てしまうまでボーッとしているマヌケな鳥などいやしない。ならば可能性として考えられるのは、
「あの鳥は元々ケガをしていたか何かで飛べない状態にあった」か「ヤラセ」のどちらかである。
映像が必ずしも真実を映し出しているとは限らないのだ。マスコミ各社はタダで情報を流してい
るわけではない。人々の興味をそそるものであればあるほど、高く売買されている。その意味で
は、マスコミの戦争報道も一種の「ショー・ビジネス」であり、武器商人と似たり寄ったりである。

ここまで読んで、「で、結局あなたは戦争が起こるのは仕方がないことだと思うわけですね?」
と問う人がでてくるかもしれない。ハッキリと言うが、私は人が人を傷つけるなんてことは、正に
愚行だと思うし、戦争を憎んで止まない。さらに「アメリカの正義=全人類の正義」など、カケラも
思っていない。ただ私には戦争に代わる国家間の紛争解決のために有効な手段がまったく思い
つかないのである。実に腹立たしく、情けない限りである。

そんな折、昔のノートを眺めていたら、1962年10月、アメリカが旧ソ連とまさに核戦争に突入しかけていた、いわゆる「キューバ危機」の際に、ケネディ大統領がアメリカン大学にて、旧ソ連のフルチョフ書記長に向けて語った演説を書き写してあったのが目にとまった。

             So, let us not be blind to our differences
             But let us also direct attention to our common interests
             and to the means by which those differences can be resolved.
             And if we cannot end now our differences,
             At least we can help make the world safe for diversity.
             For, in the final analysis, our most basic common link is
             that we all inhabit this small planet.
             We all breathe the same air.
             We all cherish our children's future.
             And we are all mortals……

 
             互いの相違点が存在することは認めよう
             しかし同時に互いの共通の利益や
             相違点を解決する方法にも目を向けよう
             そして、もし今相違点を克服できないとしても
             少なくとも多様性を認めるような世界を造る努力は成せる
             なぜなら、最終的に我々の最も基本的な共通点は
             みんなこの小さな惑星に住み
             同じ空気を吸い
             子供達の未来を大切に思い
             そして、誰もがいずれは死んでいく身なのだから・・・

この演説の直後、キューバ危機は過ぎ去り、核戦争は避けられた。我々はまだまだ努力が足り
ないのかもしれない。まだまだ話し合いの余地があるのかもしれない。まず我々ができる最初の
一歩は、個人的な利益から愚かな指導者を選ばないことであると強く感じた。



弥生弐拾六日(水) 「朗報!」
信じられないことなのだが、まだ高校生の頃、ワタシはヘビメタ小僧だった!(爆) ご多分に漏
れず仲間達とバンドを結成し、ライブとかやってたのである。その時にドラムをやったいたのが、
通称「パチンのKちゃん」である。彼とはかれこれ25年の付き合いになる。今ではほとんど兄弟
のような仲だ。

 「パチンのKちゃん」は見た目に非常にイカツイ。乗っていた車がハヤシのデュアル・マフラーを
装備したスカGだのRX7だのソアラとくれば、勘のイイ方であれば容易に彼の経歴が想像でき
るであろう。ところが外見とは対照的に、その中身はまったく人畜無害、心優しき男なのである。
なぜ「パチンのKちゃん」という名前で呼んでいるかというと、これには深いワケがある。

彼は奥さんと伴に、某地方都市の団地に住んでいる。この団地には異常に鳩が多く生息してお
り、その泣き声や糞などで住民は非常に迷惑を被っているのだ。パチンのKちゃん宅でもやはり
鳩公害にはずっと手を焼いていた。奥さんは鳩を発見するやいなや追っ払ったり、ベランダには
金網を張ったりして自衛手段に務めていたのだが一向に事態は改善しない。

そんなある日曜日の昼下がり、あまりにもウルサイ鳩の鳴き声に、ついに「パチンのKちゃん」が
キレてしまった。「もう我慢できない!!」と息巻いて、Kちゃんは鳩が群がるベランダに駆け寄っ
ていった。状況的には散弾銃でもぶっ放しそうな鬼気迫る雰囲気である。

で、一体何を始めるのかと思いきや、Kちゃんは鳩に向かって「もう!!」と言いながら、拍手を
する要領で「パチン」と手を打ち鳴らしただけであった。。。。。心優しい彼の怒りの表現方法とは
こんなもんである。以来、ワタシはKちゃんのことを「パチンのKちゃん」と呼んでいる。(笑)

さて、そんなパチンのKちゃんの奥さんから、メールが届いた。昔はまるでスズメの巣のような
ヘアスタイルをしていたパチンのKちゃんだが、今では見るも無残な「焼畑農場」状態である。
ところがである! そんな彼の頭に異変が起きたらしい!! 以下、メールの抜粋である。


              ★   ★   ★   ★   ★   ★   ★

       うちのハニ〜に毛が生えてきてるでぇ(爆)  いや、マジマジ!
       そいがさ、私がこさえた秘伝の薬ときた!!!! ほんまに
       おでこに濃い毛が生えてんねやがなぁ、ちょっと奥さん(笑)
        お近くにそのスジで悩んでおられる方いらっしゃいます??
       その薬の処方教えます!!!

       ●用意するもの:  1)オレンジ(3〜4ヶの皮のみ)
                    2)日本酒(どんなに安くても良いから 2合位)
                    3)密閉容器  

       ●作りかた:     密閉容器にむいたオレンジの皮を日本酒に
                    漬け込み、3週間ほど冷暗所で 保管して、
                    スプレー式のアトマイザーに移して出来上がり(にこっ)

              ★   ★   ★   ★   ★   ★   ★

先日の「便秘によく効くかもしれないスープ」といい、今回の「ハゲ特効薬」といい、どうも眉唾物
の情報が乱れ飛んでいるが、実際にハゲた部分に濃い毛が生えてきたというのだから、実験し
てみる価値はあるかもしれない。でも、やっぱもう少し臨床例が欲しいところだよなぁ・・・・。



弥生弐拾七日(木) 「オシャレ」
女性が口にする数々のセリフの中で、ワタシにはどーしても理解に苦しむものが1つだけある。
それは、「あ〜困ったわぁ・・・・春物のお洋服がぜ〜んぜんない・・・・・・・」ってヤツである。この
セリフを聞くたびに、「ほな、去年は裸で過ごしてたんかい!」とツッコミたくなるのである。

男性の場合、ごく一部のオシャレに敏感な人を除いて、新しく服を買うきっかけってのは、サイズ
が合わなくなったとか、ほころびがひどくなったとかなど、極めて合理的な理由に基づいている。
ところが女性の場合には、「常にオシャレでありたい・・・・」という、本能的な理由に基づいて新規
購入するパターンが多いのではないだろうか?

さらに買物のお作法も男性と女性では随分と違うような気がする。男性の場合、買物に出かけ
る前から、どこの店に行くのか、そしてどんな服を買うのかある程度メボシをつけていることが多
いのだが、女性は何軒もお店を回っていろいろと物色し、そしてさんざん悩んだあげく、やっと
ブラウスを1枚買うってパターンが多いような気がする。ヒドイ場合には、その日は結局買わない
なんてこともあるようだ。

ワタシの場合、買物時間は異様に短い。スーツを買う場合なんか、店に入ってから3分以内に
どのスーツにするかが決定してしまう。ズバリ狙い目は、店頭のマネキンが着ているスーツだ!
店頭にディスプレーしているくらいだから「売れ筋商品」に違いない。さらに、店員さんに素直に
「スーツ下さい。サイズさえ合えば色は何でもイイです。」と、アドバイスを求めたりしている。
いつもこのパターンで選んでいるので、採寸を含めても10分以内には買物が終了して店から
出ている。

以前、ダン隊長ご夫妻と食事をしていて、この「速攻買物作法」をお話しすると、ダン隊長の奥様
から「それって、‘売れ筋’じゃなくて、‘死に筋’を買わされてるだけだと思うんですけど・・・」と、
身もフタもない評価をされたことがある。しかし、それは「心の貧しさ」というものであろう。ワタシ
の行きつけのお店、「洋服のA山」の店員さんはいつも笑顔でスーツを選んでくれているし、それ
だけではなく、そのスーツに合うシャツやネクタイだって薦めてくれる。スゴク親切なのである。
その人が死に筋をワタシに売りつけるワケがない・・・・・と思うのだが・・・・・。

自分ではかなり「お買物上手」だと思っているワタシだが、こんなワタシにも苦手なものがある。
それはブランド品である。ブランド品に関する知識が欠落しているのである。誕生日やクリスマス
に、知人からバッグとかお財布をプレゼントして頂くことがある。見る人が見りゃ、かなりの高級
ブランド品らしいのだが、ナニも解かっていないワタシは、さらリと「ありがとう!」と言ってしまう。
すると相手は「やっぱブランド品を貰い慣れているから、こんなんじゃ驚かないんだろうなぁ・・・」
と勘違いし、翌年はさらに豪華な物をプレゼントしてくれる。まさに「猫に小判、豚に真珠」状態で
ある。

「バーバリー」という有名ブランドがあるが、あれを知ったのも実はつい2〜3年前のことだ。以前
日本に出稼ぎに行って電車に乗った際、となりに座った女子高生2人組がバーバリーのマフラー
がどうたらこうたら話していたのが耳に入った。「バーバリー」が何であるか知らなかったワタシ
は、その時ごくごく自然に「バーバリー」が意味する内容について2つの予測を立てた。1つは、
カッコイイという意味の形容詞。(例文:バリバリじゃん!)、そして、もう1つはカラカラに乾いた
状態を表す形容詞である。(例文:このGパン、日当に干してたからバリバリになっちゃったぁ!)
つまり、この女子高生たちは「バリバリかっこ良いマフラー」、または「母親が洗濯機で豪快に洗
って上に、日当に干してしまっため、バリバリになってしまったマフラー」の話をしているのかと
思ったワケである。

さてこんなワタシであるが、1つだけコダわっているものがある。それは腕時計だ。ロレックスの
ような分厚いやつはどーも苦手で、オメガのコンステレーションのように薄型のタイプが好きだ。
デザイン的にはブルガリとかコルムなんかがイイ感じである。(デヘへへへへ、先ほどとはうって
変わってブランド名がポンポン出るでしょ? 爆) ところが、困ったことにブリガリとかコルムって
のは、男性用だと本体(文字盤部分)の直径がかなり大きいのだ。希望としては直径35mm以内
の時計(しかも薄型)が欲しいのだが、どなたかご存知ありません??



弥生弐拾八日(金) 「似非文化論」
文化とは恥の方向性のことである・・・・・・これは作家のつかこうへい氏が小説の中で主人公に
語らせたセリフである。確かに「何を恥と思うか」というのは国によって随分と異なるし、もちろん
個人によっても異なる。

年寄りがよく口にする「近頃の若い者は・・・」というセリフも、この恥の方向性に基づいての発言
であろう。例えば、ほんの十数年前まで女性が電車の中などで化粧直しをすることなど、かなり
恥ずかしいことであった。ところが今じゃ、一車両に1人はコンパクトを開いている人がいる。(笑)
文化が変わり、恥の方向性が変わったのである。

恥の方向性が変わると、それに伴って言語も変わってくる。例えば「Hする」という言葉がある。
語感からすると、何となく中性的イメージがする単語なのだが、私が高校生の頃までは「H」とい
うのは「スケベな」という意味の形容詞であって、動詞的用法はなかった。ところが今では周知
の通り動詞として完全に市民権を得ている単語である。むしろこれ以外の単語を使うとミョーに
猥褻になってしまうから不思議である。

先ほど「中性的なイメージがする」と書いたが、これよって「爽やかさ」と「罪悪感の消去」を演出
することができる反面、どーも「力強さ」というのはなくなってしまうような気がする。その典型的
な例がプロレスの必殺技である。ちょいと昔まで「四の字固め」だの「サソリ固めり」だの、聞いた
だけで卒倒してしまいそうな名称だったのに、それが今では「フィギア・フォー・レッグ・ロック」や
「スコーピオン・デス・ロック」と英語化されてしまい、何となく弱々しくなってしまい、別に技をかけ
られてもホントは痛くないんじゃないのかとさえ思える。まさか大相撲の決まり手まで英語化され
ることはないと思うが、万が一にも場内アナウンスで「只今の決まり手は、Push Out、Push Out
なんて流れたらどうなるであろうか? また新たなる相撲人気が生まれてくるのであろうか?

恥の方向性が変わったり、由緒正しき日本語が中性化されることは、ある意味で文明が進化し
続けていることを示しているのかもしれないが、どーも割り切れない部分も多々ある・・・・そんな
ことを考えながら、台湾でバッサリ切ったザンギリ頭を叩いてみれば、「文明退化」の音がした。



弥生弐拾九日(土) 「論語に学ぶ友情・愛情」
二十歳を越えてた頃から、なぜか急に古典が好きになってしまった。学生時代にはあれほど頭
を悩ませたはずなのに、自主的に読んでみると、これがまた非常に面白いのだ。特に「論語」は
大好きで、今でも時折本を開いて読むことがある。ご存知のように「論語」というのは、中国春秋
時代の思想家・孔子とその弟子たちの言行を記録したものである。「春秋時代」と言えば今から
二千五百年以上も昔。ところが論語の中に書かれた内容は、現代社会でも充分に通じるほどの
真理を説いたものが数多くある。その中でも一番気に入っているが次の一節である。

            知者不惑、         知者は惑(まど)わず、
            仁者不憂、         仁者は憂(うれ)えず、
            勇者不懼、         勇者は懼(おそ)れず。

現代語に訳すならば、「知恵のある人は迷わない。人徳のある人は心配しない。勇気のある人
は恐れない」という意味になる。悲しいかな、実際には私などこの言葉のようにはなれず、悶々
とした日々を送っているのだが、「論語読みの論語知らず」という諺があるよに、論語と言うのは
机上の学問ではなく、日常生活で実践してこそ意義があると言われている。

                         ★    ★    ★

日常生活において、ほんのちょっとのすれ違いや誤解から、友人や恋人と口論になってしまい、
やがては双方誤解しあったまま離れ離れになってしまうことがある。親友として、そして愛する者
として、相手が間違えた道を進んでいるときには、それを忠告するのも友情であり愛情である。
しかし、それが相手に通じない時の悲しさというのは、筆舌し難いものがある。孔子にもそのよう
な経験があったのか、次のような一節が残されている。

        愛之能勿労乎   これを愛し、能(よ)く労すること勿(な)からんや
        忠焉能勿誨乎   忠ありて能(よ)く 誨(おし)えること勿(な)らんや
                     愛するからには、いたわらずにいられようか。
                     真心があるからには、教えないでいられようか。

しかしその一方で、孔子は助言を行おうとしている者に対しても戒めの言葉を残している。

        不患人之不己知  人の己を知らざるを患(うれ)えず、
        患不知人也     人を知らざるを患(うれ)えよ
                     他人が自分を認めないのは問題ではない。
                     自分が他人を認めないほうが問題なのだ。

両者が論語を実践していたら、きっと争いや仲違いなど起こらないのであろうが、なかなか聖人
になれないところが、「人が人たる所以」であるのかもしれない・・・・・・な〜んて、ぜんぜん努力
もしないで勝手に結論づけてしまうワタシって、やっぱり小人なのねぇ。(笑)



弥生参拾日(日) 「夢」
今さら言うのもナンだが、寝ているときに見る「夢」ってのは実に興味深いものがある。どんなに
荒唐無稽な内容であっても、なぜか夢の世界では何の疑問も持たずに平静を保てる。例えば、
夕食後に風呂に入ろうと思ってバスルームのドアを開けたら、いきなりパリのシャンゼリゼ通り
が広がっていて、通り沿いに吉野家があり、そこでMr.オクレとエリザベス女王と上野のパンダ
が麻雀をしていて、私もなぜか自然に仲間に入ってしまう・・・・こんなこと、現実にあったら卒倒
してしまうような出来事なのだが、夢の中のワタシは実に堂々としている。

ワタシの頭の中には「夢チャンネル」ってのがある。いつも寝る前にこのチャンネルを「キレイな
女性とのデート」にセットするのだが、なぜか寝ている間に勝手にチャンネルが変わってしまい、
たいていはオヤジ軍団に囲まれてドンちゃん騒ぎをしている夢を見てしまう。実に理不尽だ!

さてさて、皆さんの中に「金縛り」を体験をされた方はいらっしゃるであろうか?? 一昔前まで
「心霊現象」の代名詞みたいな感じだった金縛りだが、現在ではその発生メカニズムが医学的
に証明されている。人間が眠っている際には、比較的眠りの浅い時と深い時の2種類があって、
通常は一晩の内にこれを順番に数回繰り返すという。一般に夢を見るのはこの浅い眠り(REM
睡眠)のときなのだが、浅い眠りなので、精神だけではなく肉体的にもいつでも活動できるような
状態である。つまり車で言うならば、走ってはいないけれどエンジンはかかっている状態である。
崖から落ちる夢を見て、体が一瞬ビクッとなるのはそのせいである。

ところが激しい運動をしたり疲れが溜まっていると、レム睡眠の際に精神的には活動状態に入
っているのに、肉体はまだ眠っている状態になるときがある。このような時に夢を見ると、夢の
内容に対して体が反応しないため、いわゆる「金縛り」にあった状態になるのだそうだ。だから
金縛りにあっても決して怪しげな霊能者のところに相談しに行ってはイケない! そんなところ
に行かなくても、充分な休養さえとればキレーに治る!

夢に関連した不思議な現象は他にもある。「Deja vu(デジャブー)」・・・・・初めての経験なのに、
前にも同じことがあったような気がするってやつである。これも夢が原因だそうだ。最初にも述べ
たように、夢ってのは大脳の中に記憶されている膨大なデータの中から、無作為に選び出され
た情報を組み合わせてストーリが構成されているため、どうしても矛盾だらけの内容になってし
まうことが多い。ところが、時たま一見マトモそうな内容のストーリが作られる時もある。たとえば
ワタシはまだエジプトには行った事はないのだが、もちろんTVや写真などでピラミッドなんかは
何度も見たことがある。そして、ダン隊長とはこれまで何度も一緒に飲んだことがある。これが
夢の中で合成されると、ダン隊長とピラミッドの前で酒を飲むストーリーができあがるワケだが、
これがまた大脳の中に新しいファイルとして記憶されると、万が一、なんかの機会でダン隊長と
エジプト旅行した場合に、「おおおお! この光景ってどっかで見たことがある!!」と叫ぶこと
になるわけである。従ってこれを「オレって超能力があるんじゃないかぁ?」などと早とちりしては
絶対にイケない。単に周囲の人から笑われるだけである。

うーん、なんだか夢のない話になってきてしまった・・・・・・・。(笑)



弥生参拾壱日(月) 「摩訶不思議?」
ワタシが書いたメールを読んだことがある方はご存知かと思うが、実はワタシ、自慢じゃないが
「誤字脱字の鬼」なのである。ワタシの場合、いきなりPCで原稿を作成するってのができない。
いつも最初不要な紙の裏とかに鉛筆で草稿を書き、それを見ながらワードで文章作成をしてい
るのだ。草稿の時点では誤字脱字はほとんどない。(つーか、異様に平仮名が多い) ところが、
これをタイピングしているときに、ハデにミスをやらかしてしまうのである。こー見えても、ワタシ
はタイピングにはかなりの自信がある! ハイ・スピードで打てるのだ!! ところが入力中は
原稿しか見ていないので、めちゃめちゃミスも多い。従って、この徒然草でもUPしたあとで必ず
ダン隊長かチョコリスト女史に文字校正をしてもらっている。

昨日はチョコリスト女史がシドニーに出稼ぎに行っていたため、ダン隊長に徒然の文字校正を
やってもらった。お約束通りいくつかミスがあったのだが、昨日の徒然ではみょーに不思議なミス
が発生してしまった。以下、ダン隊長からのメールの抜粋である。

                    ★  ★  ★  ★  

        徒然、いの一番で拝読しました。
        で、正確に読めるので、直すほどのこともないと
        思われますが、取り急ぎご報告させていただきます。

                      (中略)

       それから第五パラグラフの中に「ピラピッド」とありまして
       ひょっとしてこれは「ミ」が正式かとも平凡に思ってみましたが、
       もう1回出てきて、やはり「ピラピッド」と表記されておりましたので。
       云うのもすごく恥ずかしいんですが・・・・ピラピッド・・・じつは知ら
       ないんです・・・。ホンマに。


                    ★  ★  ★  ★  

ワタシは「ピラミッド」を間違えて「ピラピッド」とタイプしていたのだ。ところが心優しきダン隊長は
それに気がつきながらも、「自分がピラピッドという単語を知らないだけではないのか?」という、あくまでも善意の解釈をしていてくれたのだ。

と、ここまでなら、別に不思議でも何でもないのだが、ここから事件はさらに意外な方向に進んで
いく。上記のメールが届いてから5分と立たないうちに、ダン隊長から2通目のメールが届いた。

                    ★  ★  ★  ★  

        いやぁ、無知なるところを暴露してしまいました(笑)
        ピラピッド・・・・・そうだったんですか!  ひとつ勉強に
        なりました!

        その言葉、私ほんとうに知らず、いまさっき、ネットで調べて
        みたら、ピラミッドのことをもっと学術っぽい響きなんでしょうか、
        「ピラピッド」と書いてあるサイトがいっぱいありました。

        ギゼの3大ピラピッド。。とか。。

        この際、教えていただきたいんですが、エジプト語的な発音なの
        でしょうか?


                    ★  ★  ★  ★

え? え?? 今度はワタシの方が驚いてしまった! 単なる入力ミスだったはずの「ピラピッド」
なる言葉が実在したとは!! ワタシも慌ててYahooで調べてみたら、ナント42件もヒットした。
まさにピラミッドの奇跡・・・・じゃなくてピラピッドの奇跡である!!

が、しかし、BUT! よくよく読んでみると、どーもみんな単なる誤字っぽいのだ。実際のところ、
ピラミッドのことを「ピラピッド」っていう言い方もあるのだろうか? 言語学、考古学、または雑学
に詳しい皆様、ぜひぜひご教授願いたい。


追記   悪ノリしたワタシは、「ひょっとしたら‘ミラピッド’って単語もあるんじゃねーかぁ?」
      と思い、さっそくYahooで調べてみた・・・・・・・・そしたらやっぱりあった!(爆)



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