■平成16年1月1日  「賀正」






謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は本当にお世話になりました。
本年も何卒よろしくお願い致します。
<(_ _)>  <(_ _)>  <(_ _)>


平成16年 元旦

Knight Flight 2004
し〜さま ダン隊長 チョコリスト
 


■平成16年1月2日  「クソ暑い!!」

   改めまして、明けましてオメデトウございます! 楽しい正月してます??(笑)

   元旦のクライストチャーチ地方(NZ)は、最高気温が31度まで上がり、まさに
   「盛夏」って感じであった。 もっとも湿度が低いので、日本に住んでいる人から
   すれば、「めちゃめちゃ快適やんけ!」ってことになるんだろうが、こっちに5年
   も住んでるワタシの体は、すっかりKIWI(NZ人)的になってしまい、寒さに対し
   てはメチャ強いのに、「暑さ」にはめっぽう弱くなってしまっているようで、昨日は
   まるで真夏に動物園の白熊がグッタリしているのと同じように、ほとんど死にか
   けの状態であった。

   てなことで、徒然を書こうにも意識が朦朧としてしまい、なーんにも思い浮か
   ばない。そこへもって「そんな時は無理せず、ゆっくりと休憩したらイイぞよ!」
   という神様からのお告げがあり、「クソ暑かったぁ!」ってことで、今日の徒然は
   終わり!(ホントは暑さもさることながら、酒の飲み過ぎで、頭が全然回らない
   だけなのだが・・・・・)



■平成16年1月3日  「クソ暑い!! Part2」

   とりあえず・・・・・・・








                 暑い!

                熱い!

         あつーい!


   皆さん、きっとワタシが大袈裟に言ってるだけだと思っていることであろう。とこ
   ろがマジで今年のNZはクソ暑いのである! 事実、昨日、クライストチャーチ
   郊外では最高気温40度まで上がったし、首都のウエリントンも36度だった。

   まぁ、これが日本であれば、「冷房全開じゃ〜〜!」ってことになるんだろうが、
   悲しいことに、NZの一般家庭で自宅にエアコンを設置しているところなど皆無
   である。事実、真夏に電気屋に行っても、エアコンは売っていない。ヘタすりゃ
   扇風機すら売っていない。

   てなことで、今日も今日とて、とてもじゃないがクソ暑い部屋の中で徒然を書く
   気になんざなれん! アテにならないNZの天気予報によると、この暑さも今日
   が山のようなので、明日こそはマジメに徒然を書く予定である。(たぶん)



■平成16年1月4日  「クソ暑い!! Part3」

   非常に言いにくいのだが・・・・






            スマン!

            ゴメン!

            許して!
    

    イヤイヤ、昨日の徒然で「明日こそマジメに書く!」と誓ったハズなのだが、
    大方の予想を裏切って、今日も朝っぱらからクソ暑いのよ、これが・・・・・・。

    普段は「地球温暖化」なんて言葉を聞いても、「あっ、そうなん?」くらいしか
    思わないのだが、この正月3日間でスッカリ考え方が変ってしまい、今じゃ
    「地球温暖化は深刻な問題である!」と真顔で家人に訴えている。

    そんなこんなで、明日こそ、明日こそ「氷河期」が来ることを信じて、マジメに
    書く予定なので、本日の徒然もこれにて許して下さいませませ!

    PS 読者の皆様の中には、「オイオイ、ホントは<正月>ってことで
       酒三昧の生活してるもんだから、単に書くのが面倒臭いだけと
       ちゃうの?」と思っている方もいらっしゃることであろう。ハッキリ
       言って、それは正しい! (爆)



■平成16年1月5日  「New Year Resolution」
   
   年が明けてから5日目にしてようやく暑さも峠を越え、いつものNZらしい気候
   が戻ってきた。多少の誇張はあったものの、ここんとこマジでクソ暑い日々が
   続いていた。クライストチャーチで気温が30度を越えるなんてのは、通常で
   あれば年に2〜3日程度である。ところがこの夏は1週間以上も真夏日が続
   いていたのだ。(ちなみに、昨日は32度)

   で、天気予報によると、今日の予想最高気温は22度! 真夏からイキナリ
   秋に突入したって感じである。まぁ、ワタシにとっちゃ、すごく嬉しい気温なの
   だが、病人・老人にとっては、かなり過酷な気温の変化かもしれない。

   さてさて、新年最初のマトモな徒然ってことで、何を書こうかと思ったのだが、
   やっぱりイキナリ「便秘」や「ハゲ」の話を書くワケにもいかないので、今日は
   「New Year Resolution(年頭の決意)」と題して、今年ワタシがやってみようと
   思っていることを書いてみることにしよう・・・・とは言うものの、第三者にとって
   「他人の決意」ほどツマラン話題もないと思うので、「マニュフェスト(公約)」的
   な要素も入れて書くことにする。


   ●Resolution 1 「マニラ旅行」

   ご存知のように、欧米やオセアニアってのはカード社会である。ガム1つ買う
   のにも、クレジットカードを使う人も多い。 てなワケで、クレジットカード利用に
   ともなう「マイル」ってのがアホほど貯まる。 ワタシの場合は、NZ国内で利用
   しているクレジットカード分については、カンタス航空のアカウントでマイルを
   貯めているのだが、昨年末で「期限切れ」となってしまうマイルがかなりあり、
   調べてみると、往復で5,400マイルまでの旅行が可能であることが判明した。
   しかも別にカンタスだけに限らず、「ワン・ワールド」に属する航空会社ならば、
   どこでも利用できるらしい。そこで知人のマイル専門家?に「キャセイ航空を
   利用して、大阪から往復5,400マイル以内だと、どこに行けるの?」と相談して
   みた。

   で、推奨してもらったのが・・・・

  大阪発・台北&香港経由のマニラ往復旅行!

                         ・・・・・である。(これで5,104マイルだそうな)

   ご存知のようにワタシは暑いところは苦手だし、そもそも旅行自体が好きじゃ
   ないので、ハナっから自分自身が行くつもりなどなかった。もし他人にマイルを
   譲渡できるのであれば、喜んでプレゼントするところなのだが、3親等以内じゃ
   なければダメらしい。そこで家人に「ちょいと大阪から台北&香港経由でマニラ
   まで旅行に行ってきてくれない?」と頼んでみたのだが、あまりにも怪しいルート
   だったせいか、思いっきり拒否されてしまった。(爆) ちゅーワケで、今年ワタシ
   がマニラ旅行にチャレンジしてみる予定である!(気が変らなければネ・・・)
   

   ●Resolution 2 「180度開脚」

   誤解があるとイケないので最初に書いておくが、ワタシは「スポーツ嫌い」では
   あるが、決して「運動オンチ」ではない。信じられないことに、小・中・高を通じて
   ずーっと水泳部に所属していたし、格闘技(空手&剣道)を習っていたことすら
   あるのだ。 その頃のワタシの体型は、スゴーク引き締まっていて、胸は見事な
   逆三角形をしていた。 さらに空手をやっていたので、足を180度開くなんてのは
   「朝メシ前」だったのである。

   ところがだぁ! 今の体型を見てみると「デブ」ではないにしろ、かなり見苦しい
   体型に変貌しつつある。逆三角形だった胸も、今じゃ「正三角形」に近づきつつ
   あるし、足なんて25度くらいしか開かない。 で、「これじゃイカン!」ってことで、
   今日から柔軟体操を中心にして、「肉体改造計画」を実施しようと思う。 絶対
   3ヶ月以内に180度開脚した姿を、この徒然でUPする予定である!(たぶん)


   ●Resolution 3 「ハングル」

   コリアンの友人が多いこともあり、ワタシは韓国料理ってのが大好きである。
   そこへもって、以前に徒然で「続・翻訳ソフト論(12月20日付)」を書いて以来、
   妙にハングル語に興味を持ってしまった。そこで、今年はハングル語に挑戦
   してみようと思うのである。目標としては今年中に日常会話程度はマスター
   する予定である。(おそらく)

   まぁ、他にもイロイロとチャレンジしてみたいことはあるのだが、あまり多くを
   望んでも、中途半端になりそうだし、とりあえず上記3つに絞り、この徒然で
   経過報告をしていく予定である。(気が向けば・・・・笑)



■平成16年1月6日  「人生のゴール」
   
   今日は世界的に祝日である。誰がなんと言おうが祝日なのである!! 実は
   1月6日はワタシにとって永遠のアイドルである大場久美子大先生の44回目の
   御生誕記念日なのだ!(爆) ・・・・・と、みょーに軽いノリで始めてしまったが、
   実は今日はかなりシリアスなテーマで書こうと思っているのだ。

   今、かなりマジメに読んでいる本がある。 長野県にある「諏訪中央病院」の
   医師・鎌田實氏が記した「がんばらない(集英社文庫)」という本である。この
   本には不治の病に冒された人々が、どのような最期を迎えたかが書かれて
   いる。

   「どう生きるか」ということを示した書籍は数多くあるが、「どう死ぬか」という
   ことをテーマにしている本は少ない。それどころか、そんなことを考える自体、
   「マイナス思考」と考えられている。 しかし、よく考えれば解ることなのだが、
   「生」の延長上には必ず「死」というものがあるワケであり、両者を切り離して
   考えることはできないハズだ。結局、「どう生きるか」ってのは「どう死ぬか」と
   いうことと表裏一体、つまり、「プラス表現」か「マイナス表現」かだけの違いと
   言えるかもしれない。
   
   江戸時代、佐賀鍋島藩士山本常朝が口述、同藩士の田代陳基によって筆録
   された「葉隠(はがくれ)」の中に有名な一節がある。
   
               武士道とは死ぬことと見つけたり・・・・・

   これを読んで、「武士ってのは常に死にたがっている。 つまりマイナス思考の
   根暗なヤツ」なんてアホな解釈をしている人もいるが、これは大きな間違いで
   ある。この本来の意味は「武士たるもの、いつ死んでも決して後悔などしない
   よう常に心の準備をし、日々を大切に生きるべきである・・・」ということであり、
   禅で云うところの「無我の境地」に近い思想なのである。

   「どう生きたいか?」と問われれば、「清く正しく美しく」とか、「笑って楽しく」と
   答える人が多いと思う。つまり「生」ってのに関しては精神論的な内容が中心
   となっているワケである。ところが「どーゆー風に死にたい?」ってことになると、
   「苦しまずに」とか「寝ている間に」、そして「事故なんかでアッサリと」などなど、
   主に肉体的な苦痛から逃れるための、やたら現実的な内容のものが多くなる。
   イメージ的には「生」の方が、我々にとってはより現実的であり、一方「死」の方
   は観念的であるような気がするのだが・・・・。

   ところで皆さんは、自分自身はどのような死を迎えると予想していらっしゃるで
   あろうか? 例えば死因だが、 病死? 事故死?? はたまた老衰??? 
   ウチの場合、イヤなことに家系的に「早死」の傾向がある。特に男はほとんど
   50歳までに病気(脳卒中が多い)で逝ってしまっている。ワタシは現在41歳。
   かなりヤバイ時期に差し掛かっている。 にもかかわらず、葉隠精神のように
   日々を大切に生きているかと云うと、飲んだくれの毎日だし、死に際して後悔
   しないか?と聞かれりゃ、「そりゃ思いっきり後悔しますぜ、ダンナ!」と元気
   よく答えるであろう。(笑)
   
   まぁ、どんなにジタバタしようが「生」は有限であり、人は着実に「死」に向って
   進んでいるワケであるからして、たまにはシリアスな内容の書物でも読んで、
   「これからの自分の人生」ってのを見つめ直すのも悪くないかもしれない。



■平成16年1月7日  「温泉」

   今日も今日とて何を書こうか悩んでいたところ、ダン隊長から「‘温泉’なんて
   のはどう?」というアドバイスが飛んできたので、今日はこのテーマで行くこと
   にする。

   実は何を隠そう、ワタシは大の温泉ファンである! むろん若い頃は、「温泉」
   なんてのは、隠居したジジイ・ババアが入るもんだと思ってたし、個人的には
   シャワーさえあれば、別に風呂なんて不要だと思っていた。ところが、30歳を
   越えたあたりからジワジワっと興味を持ち始め、今じゃ、出稼ぎの際はできる
   限り「温泉大浴場」のあるホテルをリクエストするほどのフリークである。

   海外にも温泉は数多くあるが、日本と違って「風呂」と言うよりは「温水プール」
   という感覚に近いせいか、水着着用というところがほとんどである。でも、これ
   じゃ温泉に入ってる気はしない。やっぱ温泉はタオル片手に裸で入るっての
   がお作法というものであろう。

   ちょいとここで字数稼ぎのため、温泉に関するウンチクを書いてみよう。(笑)
   まず温泉の定義だが、これがナンと「温泉法」という法律により厳密に定めら
   れているらしいのだ!  で、「これは温泉じゃ!」と世間で公表するためには、
   下記の2つの条件のいずれかを満たしていなければダメなのだそうだ。

       1)温泉源から採取されるときの温度が摂氏25度以上のもの
                           or
       2)ラドンやラジウム塩など、定められた19種類の物質の内の
         いずれか1つが基準値を上回るもの

           ※2)の条件を満たしていて、温度が25度以下のものは「冷泉」という。

   全39条からなる「温泉法」で定められているのは、温泉の定義だけではない。
   採掘方法から成分の報告、そしてその利用方法に至るまで、すべて都道府県
   知事に届け、その許可を受けなくてはならないのである。 もちろん法律である
   以上、これらに違反した場合には懲役刑を含む厳しい罰則もある。 イヤイヤ、
   日本ってのはホントに法治国家なのねぇ。。。。
 
   まぁ、小難しい話はこれくらいにして、ワタシが今一番やってみたいのが、冬に
   雪深い山奥の鄙(ひな)びた温泉の露天風呂で、湯船にお盆を浮かべ、雪景色
   を見ながら酒を呑む・・・・・・つまり「雪見酒」ってヤツである。実は過去に何度か
   挑戦したことがあったのだが、すべて失敗に終わっている。 というのも、どこの
   温泉旅館も浴場での飲酒を禁止していたのである。 要するに、客商売なので
   万が一にもお客が泥酔し、湯船で事故死なんかされたらタマッたもんじゃない
   ってことであろう。たぶん部屋に露天風呂が付いてる旅館であれば可能だとは
   思うが、あいにくまだそんな旅館に宿泊したことがない。

   「部屋に露天風呂が・・・・・」と書いて思ったのだが、やっぱ露天風呂に限らず、
   温泉ってのは「活気があっちゃイカン!」と個人的には思っている。 大都会の
   通勤列車でもあるまいし、お客で一杯の人気温泉には行きたくない。それより
   「秘湯」と呼ばれているようなマイナーな温泉に行ってみたい・・・・・・とか云い
   ながら、実はワタシ、駅や空港から遠く離れた旅館って苦手なんだよなぁ。(笑)
   
   田舎だけど近くに飲み屋街があり、スゴク景色が良くて名湯なんだけど、人気
   がない、そして露天風呂があり雪が降り積もっていて、美人の女将がいる温泉
   旅館をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひぜひKnight Flight 宛にメールを!

      PS   ところで、どーして温泉ってのは殺人事件が多いんだろうか? 
          やっぱ何がしか「胡散臭い部分」があるのだろうか?? あっ、
          もちろん推理小説の話ですけどネ。ナンかワタシの予想では
          単に著者が温泉でノンビリ過ごし、ついでにそこを舞台にした
          小説を書いただけのような気がするが・・・・。(笑)

                                                    ※参照サイト: 法庫.com



■平成16年1月8日  「ガンバレ、吉野家!」

   困った・・・・実に困った・・・・メチャメチャ困った・・・・人生最大の危機かもしれ
   ない・・・・吉野家がBSEの影響で牛丼の販売を中止するかもしれないそうな。
   自称「世界最強のギュウドニスト」のワタシにとっては、これはまさに由々しき
   問題である。

   それにしても「BSE(牛海綿状脳症)」ってのは、なんかよく解らん病気である。
   1986年にイギリスで始めて確認されて以来、定期的に世の中を騒がせては
   いるのだが、どーもワタシには今ひとつピンと来ない部分がある。で、ワタシ
   はその理由を考えてみたのだが、 たぶんそれは、大騒ぎしているわりには、
   周りに「BSEが原因で死んだ人」ってのがいないからじゃないか?という結論
   に至った。

   芥川龍之介が自殺した際、その理由として「ぼんやりとした不安」というのを
   遺書の中であげていたが、世の人々がBSEに対してナーバスになっている
   のも、やっぱ「ぼんやりとした不安」ってのが根本にあるような気がするのだ。

   例えば、「SARS」なんかは、世界中で大勢の人々が犠牲になったこともあり、
   非常に「明確な不安」があった。ところがBSEの場合、人にも感染する可能性
   もあるし、事実、BSEが原因と考えられている変異型ヤコブ病も、これまでに
   世界中で100人以上確認されているらしいのだが、「人間への感染力」という
   意味では、非常に小さいらしく、SARSのように短期間で多数の犠牲者を出す
   可能性が低いせいか、どうしても「実感」ちゅーか、「深刻さ」みたいなモンが
   ワタシには沸いてこないのである。
    
   さらに調べてみると、BSEの感染源となる「異常プリオン」が蓄積されるのは、
   脳、眼、脊髄、回腸遠位部など特定部位だけで、これ以外の食肉(骨格筋)
   や牛乳、乳製品は実質的に感染リスクはないということが、動物実験などで
   確認されているそうである。

   とは云うものの、「いくら感染リスクはない」って云われても、やっぱ病気の牛
   の肉を食べるってのは、気分のイイもんじゃないのは事実だし、未知の部分
   が多い病気だけに、今後ナニが起こるかも解らない。それらがすべて一体と
   なって「ぼんやりとした不安」を形成しているのかもしれない。

   そんな中、思わず「ん?」と思ってしまったニュース記事があった。

                    ★   ★   ★   ★

      吉野家ディー・アンド・シーは6日、全国の吉野家のうち数十店舗で、
      牛丼の代替メニューになる「カレー丼」の販売を始めた。BSE問題に
      よる米国産牛肉の輸入禁止に伴い、在庫が2月10日ごろになくなる
      見通しのため、その時期を少しでも先に延ばすための措置。12日まで
      に全国980店すべてで販売を始める。(毎日新聞)

                    ★   ★   ★   ★

   このニュースを読んだ時、何かミョーに引っかかるモンがあった。ちょいと去年
   のことを思い出してほしい。確か12月24日付のニュースで、「アメリカでBSEに
   感染された牛を発見」と書いてあったと思う。 キーワードは「感染」と「発見」で
   ある。 「発見」ってことは、その牛が発病したのは、当然ながら「発見」される
   よりも前の話、つまり「過去」のことである。さらに普通の病気と異なり、「感染」
   ってくらいだから、「感染源」や「感染ルート」ってのがあったワケで、それらを
   総合的に考えると、今回、たまたま発見された牛以外にも、過去においてBSE
   に感染していた牛がいた可能性はあるハズである。

   ってことは、12月24日以前に輸入された牛肉だからと云って、決してBSEとは
   無関係の牛肉ってことにはならないんじゃないだろうか?? にもかかわらず、
   その「在庫」の輸入牛で営業を続けることに厚生労働省がイチャモンをつけな
   いってのが、ミョーに引っかかるのである。 思わず、「ホントは安全上の理由
   じゃなくて、な〜んか政治的な理由で輸入禁止にしたんとちゃうんかい!」と、
   勘ぐりたくなってしまった。

    ・・・・・・・・・と、まぁ、あらぬことまでイロイロ考えてしまうほど、吉野家から
    牛丼が消えるってのは、ワタシにとってはショッキングな出来事である。
    厳しい状況だとは思うが、「牛丼一筋」の伝統が消えることのないように、
    ここはどーかひとつ大奮闘してもらいたい! ガンバレ、吉野家!!



■平成16年1月9日  「ギャンブル」

   男が身を滅ぼす主な原因は、俗に「酒・女・博打」なんてことが言われている。
   まぁ、酒は肉体的な破滅を呼び、以下、女は精神的、博打は経済的な破滅を
   引き起こすってことであろう。

   意外に思われるかもしれないが、ワタシは確かに酒好きではあるが、残り2つ
   の「女」と「賭博」とは全くの無縁なのである。 もちろん、ワタシとて男の末席を
   汚す者の1人として、女性に対して多少の興味はある。イヤイヤ、メチャメチャ
   ある。 しかし、残念な・・・・・モトイ! 幸いなことに、現実にはそのチャンスも
   なければ、相手にしてくれる人もいないのである。

   で、次に賭博の方だが、これはその気になりゃいつでもチャレンジできるのだ
   ろうが、個人的には全く興味がない。 これまでの41年間の人生の中で、競輪
   や競馬、そして競艇など1度もやったことがないし、パチンコだって学生時代に
   多少やってたことがある程度で、ほとんど「ド素人」である。

   非常に身近な賭博に「麻雀」がある。実はこれまたワタシはやったことがない。
   「やったことがない」という以前に、知ってるのは、同じ絵柄の牌を2つ、または
   3つずつ集めればOK!という漠然としたルールだけで、点数のつけ方や役満
   の種類など、まったく知らない。 ちなみに、ワタシは牌の中の竹の絵が書いて
   あるヤツのことを、つい最近まで「ホネ」と呼んでいた。何か「骨」っぽい感じが
   しません?(笑) 

   麻雀に限らず花札やポーカーなどでも同じだが、根本的にワタシは友達同士
   で金を賭けてゲームをやるって行為がキライなのかもしれない。負けてもイヤ
   だし、勝って儲かったとしてもぜんぜん嬉しくない。それなら、まだ公営賭博の
   方がスッキリしていて好感が持てる。

   賭博ではないが、囲碁・将棋ってのもマトモにやったことがない。将棋に関し
   ては、さすがに駒の動かし方くらいは知っているが、どーやったら勝てるのか
   ぜんぜん解らず、ただルールに従って駒を動かしているだけである。  その
   せいか、例え勝負をしたとしても、持ち駒のほとんどを相手にとられてしまい、
   もはや「なぶり殺し」の状態でいつも負けてしまうのだ。

   さらに囲碁に至っては、何度ルールを説明されても理解できない。「要は陣地
   取りゲームだよ」と、アホでも解るように簡単に要約してくれる人もいるのだが、
   その後で小難しいルールをあれこれ説明されると、もうお手上げである。だが
   ここでヘタに「ぜんぜん解らへんわ」と素直な感想を述べ、バカだと思われる
   のも癪(しゃく)なので、いつも「なるほどねぇ・・・」などと当り障りのない返事を
   しているのだが、実は途中からは、ほとんど説明を聞いていないのだ。(笑)

   囲碁や将棋より手軽なゲームとして「トランプ」ってのがある。これまたワタシ
   は滅多にやることがない。(つーか、ガキでもあるまいし、この歳で毎夜毎晩
   やっている方がヘンだとは思うが・・・) トランプ・ゲームにもいろんな種類が
   あるワケだが、ワタシが最も苦手とするのが、「スピード」と云うゲームである。
   このゲーム、ルールはシンプルでイイのだが、その名が示す通り、あまりにも
   慌(あわただ)しく、落ち着いて熟考することができないところが、「ヤ」なので
   ある。ところがいるんですわ、あれが得意なヤツってのが! 「オマエ、ナニも
   そこまで必死にやることないんじゃないか?」ってゆーくらいに燃えるヤツって
   のが、必ず1人や2人いるワケである。(噂では、某C女史がそうらしい・・・爆)

   これはあくまでもワタシの予想だが、恐らくダン隊長も「スピード」は苦手だと
   思う。ダン隊長ならばカードが配られると、まずはそれを形而学的に考察し、
   それから次に哲学的意義を考え、さらに心の中に去来したことを俳句に託し
   一句読み上げ、それからゲームを始めるような気がする。(笑)

   まぁ、そんなこんなの性格が災いしてか、ワタシの住むクライストチャーチには
   公営のカジノがあるにもかかわらず、まだ一度も足を踏み入れたことがない。
   でも、映画でダンディーなオヤジがタキシードに身を包み、葉巻を咥えながら
   ポーカーに興じているシーンが出てくることがあるが、あれにはミョーに憧れる。
 
   ・・・・・てなことで、皆さんは何かハマってるギャンブルってあります??



■平成16年1月10日  「旅と帰巣本能」

   暑い、熱い、あつーーーーーい! 再びNZは真夏に舞い戻ってしまった!!
   クソ暑くてなーんもする気が起こらん。通常ならば、何とか出張しなくて済む
   よう、必死の努力をするワタシであるが、この暑さから一刻も早く逃れたいが
   ために、今月25日から始まる「Japan Tour in 2004」がミョーに待ち遠しい。

   よく聞く話なのだが、In Door 派のワタシにとっては苦痛以外の何物でもない
   「出稼ぎ(出張)」も、それがない仕事をしている方からすると、スゴク羨ましい
   そうである。そりゃ、大企業の社長とか大臣なんかの出張ならば、既に現地
   でのお膳立てはバッチリできているワケだから楽かもしれんが、ごくごく普通
   のサラリーマンの出張など、何から何まで自分で用意しなきゃイカンのだから
   シンドイだけである。いわんや、ワタシのような何の後ろ盾もない自営業者に
   至っては、そりゃもう「地獄のロード」である。

   いつも不思議に思うのだが、新幹線にしろ飛行機にしろ、別に乗っている間に
   重労働をしているワケじゃないのに、どーしてあんなに疲れるんだろうか??
   特に海外旅行などで長時間に渡り飛行機に乗ると、現地に到着した時点で、
   誰もが体力的にも精神的にも燃え尽きてしまっていることと思う。唯一の例外
   が、海外ツアーに参加している中年のオバちゃん達。 あの人たちは一体ナン
   なのだろうか? 「この人たちって、プロレスラー並みの体力があるんじゃない
   かい?」といつも感心してしまうほど、機内でも現地でも元気イッパイである。
   これからの出張は、オバちゃんたちに任せた方がイイのではないだろうか?

   まぁ、「出張って羨ましい・・・・」と思っている人々に限らず、「旅行したい♪」と
   思ってる方々の根底にあるのは、「非日常性への期待」だと思う。 毎日同じ
   ようなパターンの生活をしていれば、 たまにゃそれに変化をつけたくなるって
   のも道理であろう。 だからこそ、寒いところに住んでいる人は暑いところへ、
   山に囲まれたとこに住んでる人は海へ、そして日本に住んでる人は西洋へ
   と旅したくなるのかもしれない。

   逆にワタシは、実はパターン化された毎日を送るのが好きなので (ただし人
   から強要されたパターンはキライだけどネ 笑)、そこにイレギュラーな出稼ぎ
   スケジュールが入ることを好まない・・・・・なんて言うとカッコイイのだが、単に
   面倒臭がり屋なので、部屋から出たくないだけなのである。(笑)

   ただ、そんな出不精のワタシでも、数年に1度の割合で、プラッと旅に出かけ
   てみたくなることがある。気候に「異常気象」ってのがあるように、ワタシにも
   「異常精神」ってのがあるワケだ。(笑)

   日本国内の話でイイのだが、見知らぬ街を旅行した際、皆さんはまず最初に
   どこで、または「何をもって」その街が自分の住んでいる街とは違うと認識され
   るだろうか? 九州・沖縄に住む人々が冬の北海道に行けば、振り積もった雪
   を見ればイヤでも認識するであろうし、逆に旭川に住む人が石垣島に行っても
   すぐに「自分の住む街と違う!」と解ることであろう。 さらに方言の強い地方で
   あれば、人々の会話を聞けば、自分が旅人であることを再認識すると思う。

   ところが、そんな気候的な違いや方言の有無ではなく、ワタシはいつも別の事
   で「あぁ、よその街に来たんだなぁ・・・・」と感じてしまうことがある。それは街を
   走るバスとタクシーの「色」と「デザイン」である。 例えば、ワタシが住んでいた
   京都の市バスは濃淡2色のグリーンを組み合わせたデザインなのだが、よそ
   の都道府県から来た人からすると、ナンだか気持ち悪いそうである。(笑)

   しかし、デザインや色の違いってのも、気候や方言と同様にスゴク解りやすい
   違いなのだが、それら以外にも、街に降り立った瞬間、ふと感じてしまう違い
   があるような気がする。 「で、それは何?」と尋ねられても、具体的には答え
   られない。街を構成する道路や電柱、ビルに車など、部品的には自分の街と
   ほとんど変りはないのに、明らかに違和感がある。 恐らく、目隠しをした上で
   「どこでもドア」でそこに連れて来られたとしても、絶対見た瞬間に 「少なくとも
   ここは自分が住んでいる街の光景ではない」と、誰もが感じることができるの
   ではないだろうか? 摩訶不思議な現象である。

   鮭には自分が生まれ育った川に戻って来る「帰巣本能」ってのがあることは
   有名であるが、ひょっとしたら人間にも、実はこれと似たような感覚があるの
   かもしれない。というか、人は「帰るところ」があるからこそ、旅ができるので
   あろう。



■平成16年1月11日  「クソ暑い! Part4」

   皆さん誰でもご存知の通り、今日1月11日はピストン堀口が東洋フェザー級
   チャンピオンになった日でもあり、俳優の河原崎長一郎の誕生日でもある。
   ・・・・・って、そんなの誰も知らんわなぁ。(笑)

   どーしてそんな話題から書き始めたかと云うと、実は書くネタがぜ〜んぜん
   思い浮かばなかったからである。理由はもちろん、昨日から続いてる「暑さ」
   によるものだ。 とにかく暑い! クソ暑い!! 以前も書いたが、NZに住み
   始めてからというもの、ホントに暑さに弱くなった。つーか、異常なほど寒さに
   強くなってしまったのである。この時期、日本や欧米に出稼ぎに行くときには、
   季節のことを考えれば、当然ながら防寒コートを持っていくべきところである。
   1〜2年程前までは、もちろんワタシも律儀にコートを着込んでいたのだが、
   最近は持って行かなくなった。ぜんぜん寒いと感じないのである!

   逆に成田空港から都内に向う電車の中ってのは、ワタシには暑すぎてタマら
   ず、ついつい人目も憚(はば)らず、半袖のポロシャツ姿になってしまうのだ。
   その昔、京都に住んでた頃、外人さんがクソ寒い冬でも、Tシャツで街を歩い
   ているのを見るにつけ、「コイツらペンギンかい!」と思ってたのだが、今じゃ
   ホントに彼らの気持ちがよーく解るようになった。

   よく考えてみれば、人間の環境に対する「順応性」ってのはスゴイもんがある。
   マイナス50度を下回る極寒のシベリアから、逆に50度の猛暑に見舞われる
   砂漠地帯まで、ありとあらゆる環境で見事に生活してるのだから。
 
   ワタシがこれまでに体験したもっとも過酷な環境(気温)の変化は、NZが真夏
   で、珍しく気温が35度まで上昇していた時にクライストチャーチを出発し、真冬
   のフランクフルト(ドイツ)に到着した際の気温が、なんとマイナス20度だった時
   である。24時間の長旅を終え、NZとの時差が約半日、気温差が55度もありゃ、
   そら体調の1つも崩すのが普通である。もちろんワタシもキッチリ風邪をこじら
   せてしまい、フランクフルト市内の某病院に駆け込んだのだが、ドイツってのは
   英語がよく通じるし、「医学の本場」ってイメージがあるせいか、ミョーな安心感
   があった。

   よく巷では「海外の医療費はメチャメチャ高い」なんてことが云われているが、
   ありゃ入院や手術をした場合の話であって、風邪とか軽いケガで診てもらう分
   には、薬代を入れても5千円〜1万円ほどであり、少なくともビックリするような
   値段ではない。まぁ、クレジットカードを所持されている方であれば、旅行傷害
   保険が自動的に付いてくるので、実際はタダになるワケだが、現地では本人
   が一時的に治療費を立て替えなければならないケースも多々ある。 しかし、
   「立て替え」と言っても、所詮は1万円未満の金額だし、シンドイ時には無理を
   せず、早い段階で病院に行ったほうが無難だと思う。

   本来であれば、ここから先、まだまだ海外での病気やケガに際してのウンチク
   を書くつもりだったのだが、ふと「これって徒然で書くよりも、更新するどころか
   最近スッカリその存在さえも忘れつつある‘旅の心得帖’のコーナーに書いた
   方がエエかもしれん・・・」と思ったので、今日のところはこのヘンで止めること
   にしよう・・・・・な〜んてのは言い訳で、深夜だっちゅーのに、相変らず暑くて、
   だんだん面倒臭くなってきたからである。(笑)



■平成16年1月12日  「サービス料」

   皆さん誰でもご存知の通り、今日1月12日は、織田信長が瀬戸の焼物窯
   だけを認め、他所の窯の停止を命令した日でもあり、料理の鉄人で有名な
   陳健一の誕生日でもある・・・・・・・。(今度はこのパターンで2〜3日持たす
   つもりかぁ? 笑)

   さてさて、オジサンは今日はムカついている! 腹が立っている! ホントは
   ぜんぜん怒ってないんだけど、話の都合上、怒っていることにする!!(笑)
   で、何にムカついてるかと云うと、 ホテルやレストランにおける「サービス料」
   についてである。 ありゃ、一体ナンなのだろうか? オジサンにはまったくワケ
   が解らない。
   
   皆さんも1度や2度は経験されたことがあると思うが、ネットでホテルを調べて
   いて、「お! 安いじゃん!」と喜んでいたら、下の方に小さな文字ではあるが、
   シッカリと「税サ別」なんて書かれているワケである。税金は解る。しかし、言う
   に事欠いて「サービス料」ってのは、どーゆー了見なんだ!  ホテル滞在中に
   サービスを受けた記憶といえば、部屋まで荷物を運んでもらう時か、 逆に部屋
   からロビーに荷物を運んでもらうくらいのモンである。チェックイン&アウト業務
   は、これはいわば集金作業の一環であるからして、「サービス」とは言えない。
   日常生活においても、新聞の集金に来たオヤジが、新聞代に加えてサービス
   料を加算することなどない。これと同じである。

   荷物の上げ下げ・・・・・・・これで有無を言わさず宿泊料の10%もブン取るって
   だけでも充分にアコギなのに、それすらやらず、サービス料だけはキッチリとる
   ホテルに対しては、どーしても納得いかん!

   ここで、ふと思ったのだが、諸悪の根源は「サービス」という言葉にあるのでは
   ないだろうか? 「Service」は日本語で「奉仕」と訳される場合が多いが、我々
   日本人の感覚からすると、「サービス → 奉仕 → 無償タダ」という、 誠に
   勝手な思い込みがあるような気がするのだ。  例えば、居酒屋で店の主人が
   「コレ、サービスですので召し上がってみて下さい♪」と言や、これはもちろん
   「タダ」という意味である。にもかかわらず伝票にシッカリと付いてたら、誰でも
   ムッとすることであろう。

   ところが、欧米感覚で云う「service」ってのは基本的に「有償」であり、意味とし
   ては「便宜を図る」という感じなのだ。つまり「便宜を図るんだから、金がかかる
   のは当たり前」というワケである。 同じように英語と日本語の意味の違いから
   誤解されがちな単語として、「volunteer(ボランティア)」がある。これまた日本語
   では「無償奉仕」の意味合いが強いが、英語ではあくまでも「自発的な奉仕」と
   いう意味に過ぎない。 だからこそ、チケットの販売数を超えて乗客が集まって
   しまい、飛行機に乗れない人が出た場合など、航空会社では席を譲ってくれる
   人(ボランティア)を募るが、このような場合、ボランティアとして集まった人たち
   に対して、各社共それ相当の見返りを用意するワケである。

   で、ホテルの話に戻るが、仮に「サービス」ってのを欧米式に「便宜を図る」と
   定義したとしよう。連絡してすぐにポーターが荷物を取りに来てくれるのならば、
   確かに「便宜を図ってくれたなぁ」と納得するのだが、10分以上待たされたりな
   んかした日にゃ、どーしても「ムッ」っとしてしまうのが人情というモンであろう。
   さらに、無愛想な従業員ばかりのレストランで、サービス料を請求された時に
   至っては、思わず「ナメとんのかい!」と言いたくなる。
   
   ・・・・・・・と、朝っぱらから愚痴ばかり書いているのもナンなので、逆に思わず
   「これなら、サービス料10%でも安いくらいだ!」と思えるようなホテルを紹介
   しよう。それは東京・水道橋にある「東京ドームホテル」である。ワタシはこの
   ホテルがスゴク気に入っており、江戸に出現した折には、必ずここを利用して
   いる。午前8時〜9時ってのは、たいていどこのホテルでもチェックアウト客で
   溢れ返っている。朝の急いでいる時に、チェックアウトのために10分も待たさ
   れりゃ、それだけでもイライラしてしまう。

   ところが、この東京ドームホテルにおいて、これまでワタシは3分と待たされた
   ことがない。もちろん偶然に「ヒマだった」ってワケじゃない。いつも混んではい
   るのだが、フロント前に待機しているスタッフが、チェックアウトのお客がロビー
   フロアに現われるやいなや、上手に交通整理をしながら、効率よく次々にさば
   いていってるのである。これにはいつも感心してしまう。ぜひぜひ皆さんも1度、
   東京ドームホテルに宿泊されては如何だろうか?

   まぁ、結局のところ、質の高低にかかわらず、一律10%のサービス料を当然の
   ように請求しているところが、オジサンには納得できないってワケだ。いっその
   こと、ホテルのサービスレベルを公的機関が調査し、それに比例してサービス
   料を上げ下げできるようにしたらどうだろうか? そうすりゃ、オジサン的には
   かなりスッキリするのだが・・・・。(笑)



■平成16年1月13日  「お疲れ物語」

   イヤイヤ、参った、マイった・・・・。一体ナンのことかと云うと、昨日はやること
   なすこと、すべて思うように進まず、「イライラする」ってゆーよりもマジで疲れ
   果ててしまった。まぁ、ちょいと今日は愚痴を聞いてくれい!

   事の発端は、実は去年の6月、我家に1人の営業マンがやって来たことから
   始まる。 この彼は新電話会社の営業マンで、格安国際電話+ブロードバンド
   の売り込みにやって来た。NZってのは恐ろしいほどのネット後進国で、一般
   家庭の99%は、いまだにダイヤルUPでネット接続している。そんなワケで、
   我々のHPの更新作業もアホほど時間がかかっていた。

   詳しい話を聞いてみると、今時の日本じゃ誰も見向きもしない「ISDN 回線」
   だったのが、それでもダイヤルUPに比べりゃ、そら「天と地ほど差」がある。
   さらに、それまで使っていたNZテレコム(日本で言うNTTみたいなもの)との
   契約キャンセルの手続きも含めて、すべて新会社の方でやってくれるという
   ので、ワタシはその話に喜んでのった。

   で、7月からISDN 回線でのネットライフが始ったのだが、今まで鈍行列車で
   あっただけに、そりゃもう感動的なくらいに「速い!」と思ったし、国際電話の
   料金もかなり安くなって、ワタシとしては大満足であった。

   ところがだ! それから1ヵ月後、キャンセルしてもらったはずのNZテレコム
   から、基本料金の請求書が届いた。ちなみに、自宅には一般用とFAX専用、
   そしてインターネット専用の3回線を引き、さらに、その他の付加サービスの
   契約もしていたので、基本料金と合わせて合計約1万円ほどの請求である。
   とりあえず、ワタシは新会社に電話して、「オイオイ、NZテレコムから請求が
   来てるけど、どーなってんの?」と聞いてみた。すると、応対にでたネーちゃん
   が、「悪い、悪い! 手続きが遅れちゃったけど、来月からはもう来ないから、
   安心してね♪ 今回の請求分はあとで返金するから」というお返事。ワタシは
   一応納得して電話を切った。

   しかし、翌月も翌々月も、やっぱりNZテレコムから請求書が届く。そのたびに
   ワタシは新会社に電話して「どーなってんの?」という質問を繰り返し、相手も
   「悪い、悪い! もうカンペキよ!」という回答を繰り返すという、アホみたいな
   パターンが続いた。だが10月分の請求書が届いた時には、さすがにワタシも
   ブチ切れしてしまい、支社長に代わって貰って、直接文句を言った。すると、
   支社長の方は平身低頭で「即座に対処する!」と確約してくれたのだ。

    ・・・・と、普通であれば、ここで話が終わるところなのだが、終わらないのが
    NZのスゴイところである。その後も、11月分、12月分、そして昨日、1月分の
    請求書がキッチリ届いたのである! もちろん返金なんざぁ、一切なし!!
    ハッキリ言ってワタシ、笑いました。かなりウケてしまいました。そしてかなり
    大らかな気持ちで、新会社に「ナメとんのかいコール」をかけた。

    さて、実はここからが本日の「お疲れ物語」の始まりなのである!!!(爆)
    電話口に出た人に事情を説明すると、担当者に代わってくれたので、また
    最初から事情を説明した。すると「もしまた間違いがあってはイケないので、
    お手数ですが、手元にある去年7月からのNZテレコムの請求書を持って、
    ウチのオフィスまでご足労願えないでしょうか?」と言ってくる。「何でワシ
    の方が、わざわざそっちに行かにゃならんのじゃい!!」と思いながらも、
    これでスッキリ処理してもらえるのなら、それでもエエかと思い、午後1時
    にワタシはオフィスを訪ねた。

    受付のねーちゃんに簡単に来訪の意を伝えると、「もう少し詳しく教えて頂
    けますか?」と言うので、面倒臭かったがこれまでの経緯を詳しく説明した。
    するとねーちゃんは内線電話でどこかの部署に連絡をとったかと思ったら、
    いきなりワタシに受話器をホイと渡してくる。すると電話の向こうのスタッフ
    が、またまたワタシに事情を聞いてくる。そして、一通りの説明に納得する
    と、去年の7月の時点でワタシの担当者だった人は、3ヶ月前に辞めてしま
    ったので、新しい担当者に代わるから、そのまま電話を切らずにちょっと待っ
    てほしいとのこと。最初から新しい担当者をださんかい! ったく・・・・。

    でもワタシ、素直に待ちました。10分も待ちました で、やっと新しい担当者
    が出たかと思うと、また「詳しいお話をお伺いできますか?」と聞いてくる。
    ワタシ、笑いました。かなりウケました! かなり大らかな気持ちで、「一体
    何回同じ事を説明させる気じゃい!」と言ってしまいました。相手は「We're
    very sorry.(大変申し訳ありません)」と言ってくれました、ハイ。(笑) で、
    「すぐにそちらに参りますので、しばらくその場でお待ちくださいネ」と言って
    電話を切った。
   
    ワタシ、素直に待ちました。10分待ちました! 20分待ちました! 30分待ち
    ました、ハイ。でもソイツは降りてこない。ワタシ、笑いました。かなりウケまし
    た。メチャメチャ大らかな気持ちで、受付のねーちゃんに、「この会社は一体
    どーなってんのじゃい!」と質問してみました。(爆)

    さすがに受付のねーちゃんも気マズイと思ったのか、速攻でオフィスの方に
    もう一度内線電話をかけて問い合わせをしてくれた。で、その新しい担当者
    は・・・・・同僚に「お客様からNZテレコムの請求書を受け取り、そのコピーを
    とっておいて下さい」というメモを残して、ナンと昼食に出ていた。(爆)

    すっかり顔を引きつらせながら、受付のねーちゃんはワタシから7カ月分の
    請求書を受け取ると、即コピーをし始めたのだが、なんせ骨董品級のコピー
    機のため、異様に動作が鈍い。1枚コピーするのに軽く30秒はかかっている。
    その間、コメカミに青筋を立てながら笑っているワタシを見て、ねーちゃんも
    妙に緊張している。そんなねーちゃんの神経を逆撫でするように、急にコピー
    機が途中で止まってしまった・・・・・・・・紙切れである。益々青筋がクッキリと
    浮かび上がるワタシ。ねーちゃんは震える手でコピー用紙を補充する。

    残りあと1枚という時になって、またコピー機が止まった・・・紙詰まりである。
    ねーちゃんは緊張が限界を超えてしまったのか、ヘラヘラと笑いはじめた。
    ワタシもつられてヘラヘラと笑い始めた。その瞬間、ワタシとねーちゃんの
    間に新たなる友情が生まれた・・・・・・なんてことがあるハズもなく、ワタシは
    日本語で「こらアカンわぁ・・・・・・・」とツブヤキながら、その場にヘタリ込んで
    しまった。

    結局、すべての作業が終了したのは午後2時。他に客は誰もいなかったにも
    かかわらず、たった7枚のコピーをするのに1時間も要したワケである・・・・。
    あ〜シンド! あ〜疲れた! も〜イヤだ! また来月NZテレコムから請求
    が来た場合には、ワタシは遠慮なく昼メシを食いにいった担当者を張り倒す
    つもりである。(笑)



■平成16年1月14日  「風邪」
 
   「三寒四温」という言葉がある。三日ほど寒い日が続いたと思ったら、次に4日
   ほど温かい日が続き、これを繰り返しながら、やがて春がやって来るワケだ。
   ここNZには「一夏一冬」という言葉がある・・・・・・ような気がする。昨日は真夏
   の暑さだと思ったら、今日は真冬の寒さに戻り、そして明日はまた真夏の暑さ
   に戻り、これを繰り返しながら1年が過ぎていくのである。

   まぁ、こんな気候だからして、「女・子供・老人・病人」にとっては、非常に過酷な
   環境である。さらに超虚弱体質のワタシにとっても、かなり厳しい環境で、油断
   するとすぐに風邪を引いてしまう。

   で、ワタシ、昨夜から風邪を引きましたぁ!  イヤイヤ、決して徒然を書くのが
   面倒臭くて、そのイイワケで言ってるのではない。マジで風邪を引いてしまった
   のである。 現在、熱はえーと、37・・・・・・モトイ! 100万度ほどある! 昨日の
   疲れが原因で風邪を引いてしまったのかもしれない。

   てなことで、今日はゆっくりと休養しようと思うので、このへんにて失礼をば。



■平成16年1月15日  「お雑煮」

   突然で恐縮だが、皆さん「お雑煮」って好きっすかぁ? ワタシはどーもこの
   お雑煮ってのが苦手である。もっと正確に述べるなら、モチが嫌いで、もっと
   もっと正確に述べるなら、モチ米を使った料理ってのが全部ダメなのである。
   (ただし、アラレやせんべい類は除く) 

   「煮ても焼いても食えないヤツ!」って言葉があるが、モチは煮ても焼いても
   食べられる。でも、どーもあのネバネバしたところが苦手なのである。タダで
   さえキライなのに、その中にアンコを入れたり、表面にキナ粉をまぶしたりな
   んかした日にゃ、もうワタシとしてはお手上げ状態である。

   歴史を紐解くと、「雑煮」は元々は平安時代に宮中で元旦に行われる儀式で
   出されていたようで、それが室町時代くらいから一般庶民の間でも食べられ
   るようになったらしい。また、ご存知のように地方によって、お雑煮の種類も
   千差万別で、主役のモチをとってみても、東日本では角モチ、そして西日本
   では丸モチが使われることが多い。さらにダシも関東が清まし風なのに対し、
   京都なんかは白味噌を使ったりなんかしている。(い、イカン! 風邪を引い
   ている上に、キライな食べ物の話を書いているせいか、だんだん気持ち悪く
   なってきた。。。)

   まぁ、お節料理の中でも、特に重要な位置を占める「雑煮」ではあるが、1つ
   だけ不思議なところがある。どーしてみんな「お雑煮」だけは正月にしか食べ
   ないのであろうか? お節の中に入ってる他の料理は、カズノコにしろ黒マメ
   にしろ、正月じゃなくても食べることはある。しかし、お雑煮だけは、かたくなに
   正月にしか食べられない。別にクソ暑い夏に「雑煮が食べたいぜ!」って人が
   1人くらいいてもイイと思うが、なぜかそーゆー人もいない。ホントに美味しいと
   思っているのなら、年間して定期的に食べたくなるハズである。こりゃあくまで
   ワタシの予想なのだが、実はみんな、お雑煮ってそんなに好きじゃないのに、
   無理して食べてるんじゃないだろうか? 

   そもそも「お雑煮」っていう名称からして印象が悪いと思う。「雑」という文字は
   確かに「様々な種類の」という意味もあるが、「粗末な」とか「イイ加減な」って
   意味もある。ってことは、「雑煮」とは「イイ加減に煮る」とか「粗末に煮る」とも
   とれるワケである。 この辺りのところは、「美少女」という単語と似ているかも
   しれない。美少女という言葉は、「美しい少女」ともとれるが、「美の少ない女」
   とも解釈できるからである!(ちと無理がある?)

   本来、正月に食べるお節料理ってのは、台所にいる火の神様にも、お正月の
   三日間は休んでいただく為の保存食である。だから、お雑煮もホントは台所で
   調理するのではなく、「いろり」とか「火鉢」で調理するのが正しいやり方である。
   しかし、この平成の世で、そこまで律儀に伝統を守っている人はいない。時代
   の流れに合わせて、伝統も変化していくワケである。

   「伝統文化」というと、「守る」というイメージが強いが、実は伝統にはもう1つの
   側面、すなわち「築く」という部分もある。この「築く」がなければ、何百年後かの
   人々に、「オイオイ、21世紀の連中は、一体ナニをボーっとしとったんじゃぁ?」
   なんて言われてしまう。 科学分野だけではなく、このような伝統文化にも改良
   を加え、新しいスタイルを築き上げていくってのも、それはそれで重要なことで
   はないかと思う。

   というワケで、ワタシとしては早いところ「モチ」を入れないお雑煮を開発して
   もらいたいというのが、今日の主旨である。(笑)



■平成16年1月16日  「ネタにご協力を!」

   まず最初に・・・・・


  大ピンチじゃ〜〜〜ぁ!

   と叫ばなければならない。いわゆる「非常事態宣言」ってヤツであり、予断を
   許さない状況なのである! 何のことかと云うと、「ネタ写真」のことである!
   予想された事態ではあるが、ついに備蓄が底をついてしまったのだ。米びつ
   の中には、もう一粒のお米も残っていない。どーか、どーか1つ、どんな写真
   でもOKなので、ネタ写真の投稿にご協力頂きたい!

   ネタといえば、最近、特に機内食の「笑食ネタ」がほとんど送られて来ない。
   ひょっとして、各航空会社の機内食担当者も、このKnight Flightを見ていて、
   「こんなとこに晒(さら)されたらヤバイ!」と思って、改善したのであろうか?
   うーん、それも考えられなくはない。というのも、あの某Q社とか某N社ですら、
   最近はミョーに気の利いた機内食を出すようになってきているのだ。この2社
   は、業界じゃ「笑いのスクリンプラー」「機内食の暴れん坊将軍」として、これま
   で数々の名作を世に送り出していただけに、ワタシとしては「寂しい」と云うか
   「つまらん!」と云うか、とにかく笑食がGETできず迷惑しているのである。

   しかし実際のところは、「機内食が良くなった」というより、笑食コーナーができ
   てからというもの、スッカリ我々の機内食に対する感覚が麻痺してきてしまい、
   多少の食事じゃ驚かなくなったってことなんじゃないだろうか??(笑) 

   ここで去年の笑食写真の人気投票で、第1位に輝いた某Q航空のFirst Class
   の機内食をもう一度見てみよう。

           

   思いっきりカレーライスである! しかも大衆食堂・学食以下の盛り付けだ。
   さらに北米の帝王・某U航空のEconomy Class の機内食をご覧にいれよう。

           


   見ただけで、それまで弾んでいた心が、思わず沈んでくるような食事である。
   やはり、最低でもこのくらいインパクトのある機内食じゃないと、我々はもう笑
   えなくなってきているのかもしれない。

   しかし、まぁ、100人が100人同じ感性ってワケじゃないし、とりあえず撮影者と
   しては別にオモシロくない食事でも、第三者から見れば爆笑ものかもしれない。
   てなことで、この正月休に旅行に出かけられた皆様、ぜひぜひ機内食写真を
   Knight Flightまでお送り下さいませ!



■平成16年1月17日  「疑惑と客観性」

   つい最近、知人の1人が不正の疑惑を受け、周囲から強い非難を受けた。
   もちろん全くの事実無根であったため、疑いはすぐに晴れたのだが、事実
   経過をほぼリアルタイムで見ていたワタシとしては、いろいろ考えさされる
   部分の多い出来事であった。

   そもそも事実無根の疑惑というのは、得てして「憎しみ」や「嫉妬」というのが
   その発端になっていることが多い。つまり、初期の段階で「真実を見る眼」と
   いうのは既に喪失してしまっているのである。本人が気づいているかどうか
   は別として、憎しみや嫉妬という強い感情が根底にあると、どうしても物事
   を自分の都合の良い角度からしか見なくなる。そして、それはやがて「疑惑」
   として膨れ上がり、さらに根拠なき誹謗中傷へとつながる。

   例えば、ここに1つのドラム缶があったとしよう。ワタシからすれば、「不正」だ
   の「疑惑」だの騒いでる連中というのは、真上からだけ見て「これは円だ!」と
   主張しているようなものである。そしてさらに、真上から見た写真を周囲に示し、
   「ホラ、間違いなく円でしょ?」と云い、そこで思考力を持たない人は「ホントだ!
   確かに円だよ」と、さらに騒ぎ立てるワケである。

   しかし、物事の本質が、1つの角度からだけの視点で解るはずがない。ドラム
   缶の例で云うならば、少なくとも見取り図と三面図、できれば展開図や質量、
   そして材質を示した資料がなければ、絶対に真実に近づくことはできない。

   よく「客観的な人間は自分の考えに絶対の自信を持っている」と云われるが、
   ワタシはそうは思わない。むしろ主観的・感情的な人のほうが、自分の主張
   に絶対的な自信を持っているのではないであろうか? 客観的な人というの
   は、物事を論理立てて説明をすれば、最終的には必ず納得して、それまでの
   自説を快く訂正するだけの度量がある。ところが、感情論の人は「自己完結」
   とも言える結論がまず先にあるため、いくらこちらが論理的かつ丁寧に説明し
   たとしても、絶対に最後まで納得しない。 というか、そもそも「聞く耳」すら全く
   もっていないことが多い。

   もし仮に、圧倒的な物証を持って、その人の間違いを指摘したとしても、自説
   訂正するどころか、さらに次なるアラ探しをやり始めるであろう。結局「憎しみ」
   や「嫉妬」などの悪感情が根底にある限り、その部分で自分が満たされるよう
   な結果が出ない限り、彼らは決して納得しないのだ。

   件(くだん)の知人は、ワタシと540度違ってマジメ一筋、曲がったことってのが
   大嫌いな好人物である。それゆえ、事実無根の疑惑を受けた精神的ショック
   というのは、察して有り余るものがある。1日でも早く、その心の傷が癒される
   ことを願ってやまない。



■平成16年1月18日  「隊員のメシ」

   一昨日、NHKを観ていたら、イラク復興支援のため、陸上自衛隊の先遣隊
   が日本を出発したというニュースを流していた。先月26日の航空自衛隊に
   続いて、いよいよ本格的な復興支援が始ったようである。もちろん、今回の
   自衛隊派遣に関しては、憲法との絡みもあり、現在でも賛否両論が渦巻い
   ているのはご承知の通りである。

   そのような状況の下、ニュースの中のインタビューで、隊員の父親の1人が、
   息子が派遣されることについて、「非常に誇りに思っております」と、キッパリ
   と言い切っていたのが非常に印象的であった。これまでのNHKのパターンで
   あれば、ここで必ず「すごく心配です・・・・・」みたいな感じのコメントを中心に
   報道していたのだが、ここにきて一体どーゆー風の吹き回しなの?って感じ
   である。(笑)

   ところでワタシはいつも不思議に思うのだが、自衛隊派遣に反対している方
   の中で、その理由として憲法問題を出してくる人の意見は非常によく解るの
   だが、「キケンだから!」と理由だけで反対している人の心理ってのだけは、
   ちょっと解らない。イヤ、正確に述べるなら、気持ち的には解る部分もある。
   しかし、「キケン」という意味であれば、現地で取材を行っている報道関係者
   だって、スゴ〜ク危険なワケである。ところが、それらマスコミの人々がイラク
   に派遣されていることに対しては、なぜか反対する人ってのはいないのだ。
   これってワタシ的にはすごく不思議である。

   ・・・・・・・と、まぁ、ヤヤコシイ話は横においといて、「自衛隊の海外派遣」って
   言葉を聞いた時に、個人的にまず最初に思い浮かぶのは、実は「派遣中は、
   一体どんなメシを食ってるんだろうか?」ということである。(笑) 改めてそう
   問われると、何だか気になってきません?

   てなことで、早速あれこれ調べてみたところ、ちょうど上手い具合に、愛読書
   の1つである「諸君」という雑誌の2003年4月号に、テロ特別措置法に基づき、
   協力支援活動の一環として、現在アラビア海に派遣されている海上自衛隊
   のイージス艦「きりしま」への同乗記ってのが掲載されていて、その中に食事
   に関する内容も書かれていた。

   レポーターは2日間に渡って同乗取材を敢行したのだが、その際に出された
   食事のメニューは下記の通りである。

   ●初日(昼食)
    ご飯、ビーフステーキ、ボイル野菜、野菜と卵の炒め物、ポテトサラダ、
    インゲンとニンジンのソテー、ご飯、漬物、キウイヨーグルト、スープ

   ●初日(夕食)
    ご飯、味噌汁、白身魚の塩焼き、牛肉と野菜の炒め物、松前漬風野菜、
    ジャガイモの煮付け、おでん、ヨーグルト

   ●2日目(朝食)
    ご飯、味噌汁、すき焼き風卵とじ、コーンソテー、昆布の佃煮、漬物、
    ヨーグルト

   ●2日目(昼食)
    ご飯、ポークソテー、揚げ餃子、ハムのパスタ、シーザーサラダ、漬物、
    タイ焼き、ヨーグルト

   ●2日目(夕食)
    ごはん、おすまし、スペアリブ、ベーコンと中国菜の炒め物、ラビオリ、
    野菜サラダ、漬物

   いかがっすか? 何だかすごくリッチだと思いません?? 少なくとも我家の
   食生活よりもゴージャスである! ちなみにご飯と副菜は食べ放題で、3食
   以外にも夜お腹がすいた隊員にはカップ麺が支給されるそうである。

   まぁ、世界平和のため、生死をかけて異国で働いているのは事実なワケだし、
   せめて食事くらいはリッチであっても、さすがに野党のセンセイ方だって文句
   は言わんであろう。(笑)



■平成16年1月19日  「悪趣味」

   始まらなくてもイイのに、また新しい1週間がスタートした。今度の日曜日から
   いよいよ日本出稼ぎツアーが始ることもあり、今週はその準備やらナンやらで
   ちとで忙しくなる。

   出稼ぎの際にはもちろん飛行機での移動になるワケだが、ときどき機内でPC
   を広げて黙々と仕事をしている人を見かけることがある。 実はワタシ、あれに
   は少し迷惑している。どーゆーことかというと、ワタシの機内での過ごし方って
   のは、本を読んだり映画を観たりとかもするが、基本的には「酒」である。つまり
   ご機嫌しゃんの「酔っ払いオヤジ」状態なワケだ。そのワタシの横で、スーツを
   ビシッと決めたビジネスマンに黙々と仕事をされた日にゃ、傍から見れば、どう
   考えてもワタシは怠け者のオヤジに見えてしまうやんけぇ! で、バカに思われ
   るのがイヤで、ついついこっちまで仕事の資料を広げるハメになる・・・・・・まぁ、
   単なるミエなんですけどね、ミエ!(笑)

   そもそも、いつもワタシは仕事関係の書類作成や資料整理など、やるべきこと
   はすべて地上でやってから飛行機に乗り込んでいる。 つまり宿題をちゃーんと
   やってから遊んでいるワケである。(エライっ!) そのせいか、機内にまで仕事
   を持ち込んで勤しむという発想がまったくない。イヤイヤ、別に機内でお仕事を
   してらっしゃる方が、「宿題をサボっていた!」なんて言ってるワケじゃないので
   ご安心を!(笑)  そーいや、その昔、受験の時にも、入試会場へは筆記用具
   しか持って行かなかった覚えがあるから、たぶんワタシの性分だと思う。

   でもまぁ、国内線ならまだしも、国際線の機内でも仕事をしている人ってのは、
   マジで超多忙なビジネスマンなんだろうなぁ。そんな彼らの「雄姿」を見ながら
   ノンビリと酒を飲むってのも、ちょいとサディスティックでイイ感じかもしれない。
   (これって悪趣味かしらん? 笑)



■平成16年1月20日  「語順にみる国民性」

   去る17日から2日間に渡って「センター試験」が開催され、いよいよ本格的な
   受験シーズンが始まった。これから2ヶ月間は日本各地で激戦が繰り広げら
   れ、そして悲喜こもごもの春を迎えることになる。

   語学関係の仕事に携わっていると、よく人から「やっぱり学生時代から英語は
   得意だったんでしょーねぇ・・・・・」と言われることが多いが、これは誤解と云う
   モンである。高校時代の英語なんて、それこそ「地を這う」ような悲惨な成績で
   あった。事実、偏差値的には恐らく40を切っていたのではないかと思う。すると
   皆さん一様に驚いて、今度は必ず「ええええ! じゃ、どーやって勉強したんで
   すか??」と尋ねてくるのがパターンである。(笑)

   よく考えてみれば、これは「英語」だけに見られる実にユニークな現象だと思う。
   例えば、ここにお医者さんがいたとして、その人に「やっぱ学生時代は理系の
   科目が得意だったんでしょーねー」と言ったら、相手が「いえ、不得意でした」と
   答えたとしよう。でも、大半の人は、それを聞いて「へ〜ぇ、そんなんですか?」
   と言うくらいで、具体的な勉強方法を尋ねようとはしないことであろう。ところが
   これが英語になったとたん、なぜか態度がコロっと違ってくるのだ。

   これって、要は日本人がよく抱いている「英語コンプレックス」の象徴かもしれ
   ない。数学などに関しては、日本人は欧米人に対して優越感こそあれ、決して
   コンプレックスは抱いていない。例えば、アメリカで買物した時に、やたらと店員
   の計算が遅くて、イライラした経験がある方も多いと思う。つまり、こと暗算能力
   に関しては、日本人ってのは抜群の能力があるからである。 ところが、英語が
   「世界の共通語」と言われる今日、やはり島国であり単一言語国家である日本
   で、英語をマスターするのはかなり難しく、これに文部科学省の英語教育方針
   の愚かさが加わり、これによって日本人は英語に対して致命的なコンプレックス
   を抱くようになったのではないだろうか?

   よく言われることだが、第二次世界大戦後のアメリカによる占領政策の中で、
   フィリピンに対してはアメリカは積極的に英語教育を推進したのだが、日本に
   対しては、文化的な背景を考慮したのか、まったくそのような措置はとらなか
   った。その結果、戦争から半世紀以上が経過した現在、フィリピンの政治家は
   ほとんどが英語がしゃべれるのに対し、日本の政治家はしゃべれない人々が
   大半である。
 
   このことは単に「言葉上の問題」だけではなく、思考にも大きな影響を与える。
   ご存知のように、英語って云うのは最初に主語を述べて、そのすぐ後に動詞が
   来る。つまり「何をどうする」ということを最初にハッキリと述べる。一方、日本語
   は、この「どうする」という部分が文章の最後に来る。例えば、友達から電話が
   あり、「今からウチに遊び来ない?」と誘われたとしよう。 ところが、残念なこと
   に、他に用事があるので行けない。そのときの断り方を日本語と英語で比べて
   みると・・・・

    ●日本語
          あのさぁ、実は他にちょっと用事があってさぁ、
          今日は行けそうにないわ。ゴメンねぇ

    ●英語
          I'm sorry I can't come there,
          because I've got another appointment.

                                 ・・・・・・・・ってな感じとなる。

   理由を先に述べるか、それとも結論を先に述べるかの違いってのは、これが
   案外と大きい。 早い話が「理由」ってのは、自分が悪く思われないようにする
   ための「言い訳」である。 一方、「結論」というのは、相手のことを考えれば、
   一番最初に伝えなければならない情報である。何気ない語順の違いではある
   が、その中にも、国民性というのが如実に現われているのは、非常に興味深い
   事実である。

   ルース・ベネディクトは、著書「菊と刀」の中で「日本は恥の文化である」と指摘
   した。つまり自分が恥をかくこと、換言するならば自分の面子(めんつ)が潰れ
   ることを極度に恐れる国民であると。もしかすると、そのことが語順に現われて
   いるのかもしれない。



■平成16年1月21日  「 Kちゃんのこと Part1」

   受験シーズンになると、私はいつも1人の青年のことを思い出さずにはいら
   れない。彼の名はKちゃん。私の人生の中でも、強く印象に残っている人物
   の1人である。
   
   Kちゃんとの出会いは、ほんの偶然から始まった。あれは確か今から約10年
   前の5月のこと。当時、京都に住んでいた私は、約2週間の出張予定でNZを
   訪れていた。ある日、私は休日を利用して、以前に飛行機の免許を取得した
   際、2ヶ月間ほど滞在したことのあるInvercargill という町に遊びに行った。
  
   Invercargill・・・・・NZ最南端の都市で、人口は約5万人。日本と異なりNZは
   南に行けば行くほど寒さが厳しくなる。もちろん季節も日本とは全く逆であり、
   5月と言えばもう初冬、日本で言うならば、11月の稚内(北海道の最北端)
   の気候と云ったところである。

   まず私は、以前に仮宿舎として住んでいたことのある安宿に向った。ここの
   マネージャーである老夫婦には、本当にお世話になった。 私はその宿の中
   で唯一まともなイスとテーブル、そして暖房が完備されている「ラウンジ」で、
   毎晩のように航空力学や気象など、学科の勉強をしていたのだが、そこに
   その夫妻が現われて、励ましの言葉と共に、サンドイッチやクッキーなどを
   差し入れてくれるのが常だった。そんな思い出深い宿に、どうしてももう一度
   宿泊したかったのである。

   私が宿に着いたのは午後2時頃。時間的に中途半端だったせいか、フロント
   には「Open at 3 pm.」という張り紙がしてあり、中には誰もいなかった。 私は
   フロント前に置かれた古いソファーに座り込み、マネージャーがやって来るの
   を待つことにした。

   20分ほど経過した頃であろうか、1人の日本人青年がドアを開けて宿の中に
   入ってきた。カーリーヘアの茶髪ロンゲ、60年代のアメリカン・ヒッピーを彷彿
   させるようなヨレヨレの服装。 苦手なタイプだ・・・・・瞬間的に私はそう思った。
   青年はゆっくりとした動作でフロントに近づいて、張り紙を見つけると、しばらく
   それを眺めていたが、やがて納得したのか、今度は辺りをきょろきょろと見回
   し始めた。 どう考えても挙動不信である。そして、ソファーたたずむ私の姿を
   見つけると、これまたゆっくりと近づいてきた。

   私は一瞬身構えてしまったのだが、彼の口から出てきたのは、その風貌とは
   対照的な落ち着いた声のト−ン、そして驚くほど丁寧な言葉遣いであった。

         あの・・・・お寛(くつろ)ぎのところを申し訳ありません。
         ここは予約がなくても宿泊できるでしょうか??

   「まぁ、ご覧の通り、寂れた宿ですから、もちろん予約がなくても100%宿泊で
   きますよぉ。(笑)」 私がそう答えると、青年は少し安心したかのような表情で
   「そうですか。ありがとうございました」と言いながら、深々と頭を下げ、そして
   再びドアを開けて宿の外に出て行った。「苦手なタイプ」というのが彼の第一
   印象であるとするなら、「意外だなぁ・・・」と云うのが第二印象であった。
  
   私は、彼が宿の外に出たのは、マネージャーが戻ってくる午後3時まで、どこ
   かのカフェにでも行くためだと思った。ところが、彼は寒さに震えながら、ドア
   の前にたたずんでいる。10分ほど経過したところで、私は思わずドアを開け、
   「寒いですから、中でお待ちになったら如何ですか?」と声をかけたのだが、
   彼の口から出たのは、これまた第一印象とは対照的な言葉であった。

      「いや、ボク、予約もしてませんし、まだ部屋が空いているかどうか
       分りませんので、外で待ちます。お気遣い有り難うございます。」

   ここに来て、私の彼に対する印象は「ナンだかすご〜くイイ人だ♪」に変って
   いた。そしてそこにタイミング良く、予定よりも少し早くマネージャーが現われ
   たことで、彼もやっと寒さから開放され、さらに無事に部屋もGETできた。

   その日の夜、私は宿の近くにある、かつて毎日通ったBARに飲みに行こうと
   思い、部屋を出てラウンジの前を横切ると、例の青年がボーっとテレビを見て
   いた。昼間の一件でスッカリ彼に興味を抱いてしまった私は、 「ここの近くに、
   馴染みのBARがあるんだけど、一緒に行ってみない?」と、彼を誘ってみた。
   
   よほど退屈していたのか、彼は「え? ご一緒してもよろしいんですか??」と
   言いながらも顔に満面の笑みを浮かべた。そして、ここで一緒に飲みに行った
   ことが、彼にとっても私にとっても、その後の人生を大きく左右する出来事へと
   発展していったのである・・・・・・。                     つづく



■平成16年1月22日  「Kちゃんのこと Part2」

   Barのテーブルについた我々は、生ビールの入ったジョッキを片手に、改めて
   自己紹介をし合った。Kちゃんは静岡県出身の25歳(当時)。 高校卒業後も
   2浪を重ねながら大学を目指したが、あえなく挫折。その後、地元の企業に
   就職したのだが、4年目の春に退社し、それを機会にワーキング・ホリデー
   制度(※1)を利用して、NZに1年間の滞在予定で来ていた。

   ※1 ワーキングホリデー制度・・・・年齢35歳未満の独身者に限り、1年間の
       条件付でNZで働きながら滞在できる特別制度。つまり、観光VISA+
       短期就労VISAみたいな感じのワーキングホリデーVISAがおりる。
 
   2時間近く飲んだ頃だろうか、それまでニコニコとしていたKちゃんが、突然
   立ち上がり、「今、いろいろとお話を聞いていて、ボク、決めましたぁ!!」と
   高らかに何かを宣言し始めた。スッカリ酔っ払いのオヤジ状態であった私は
   「ん? ん? ん? ぬわぁ〜にを決めたの〜〜ぉ?」と、舌をもつらせながら
   尋ねた。

    「ボク、本当は学校の先生になりたかったんです! でも、大学受験に失敗
    しちゃって・・・・・。それも1流大学とかじゃなくて、5流・6流の大学さえ2浪
    しても入れなかったんです。だからボクは諦めて就職したんです・・・・・・。
    でも、今お話を聞いていて、やっぱりボクは先生になりたいと思ったんです。
    絶対になりたいって。だから、明日、もう日本に帰ります! そしてまた大学
    受験に挑戦します!! お願いです。日本に帰ったら連絡しますんで、ボク
    に勉強を教えて下さい! もちろんボクの方が京都まで通いますから。」

   あまりにも唐突な内容の宣言であった。「今お話を聞いていて・・・・・・」も何も、
   私がその時にしゃべった内容など、たかだか知れていて、仕事の話や友達の
   話、あとは趣味の話くらいで、ほとんど酔っ払いオヤジの「戯言(たわごと)」み
   たいなモンであった。そこから、どーして「大学受験に再挑戦」って話になるの
   か、私にはさっぱり分らなかったし、絶対に酔った勢いでのシャレだと、その時
   は思っていた。だから、「OK、OK! いつでも京都においでよ! 英語だろうが
   数学だろうが、ナンだって教えたるよ〜ん♪」と軽く答え、さらに調子に乗って、
   自分が大学受験をした時に使ってた参考書や問題集などの話をペラペラと語
   っていた。もちろん、あくまでも「シャレ」として・・・・。

   ところがである! 翌朝、私がフロントの前を通りかかると、Kちゃんがちょうど
   チェックアウトの真っ最中! 彼は何かふっ切れた表情で、「昨日は本当にあり
   がとうございました。日本に戻ったらすぐに連絡しますから!!」と言い残すと、
   軽い足取りで宿を後にした。 そう、彼はマジだったのである!! 私はしばし
   呆然としてしまった。それでも、私はまだ心のどこかで「絶対にシャレだろう」と
   思ってはいた。

   それから1週間後、私もNZでの全日程を終了し、帰国の途についた。京都の
   我家にやっとこさ辿り着き、「さぁ、お疲れさんのビールでも飲も〜っと♪」っと、
   グラスを口に近づけたまさにその時、突然に電話がなった。
 
             「こんばんは。ご無沙汰しております!」

   電話はKちゃんからであった。Kちゃんは宣言通り、Barで飲んだ翌日の便で
   日本に戻り、しかも名古屋空港に到着後、静岡の実家に新幹線で帰る途中、
   駅前の本屋さんに立ち寄り、あの日、Barで酔った勢いでしゃべったバカ話を
   真に受けて、私が受験勉強で使っていたのと全く同じ英語の参考書を購入。
   そして既に3回ほど目を通したというのである! 
   
   私はビックリするよりも前に、思わず感心してしまった。第一生命が毎年主催
   しているサラリーマン川柳コンクールの中の作品に、

          「痩せてやる! これ食べてから、痩せてやる!」

   ・・・・・ってのがあったが、たいていの人は何か新しいことにチャレンジする際、
   「明日から絶対やる!」と言うことが多い。しかし本当に実行する人ってのは、
   「明日から」ではなく「今すぐやる!」と宣言する。Kちゃんは、あの日、Barで
   飲んだ後、宿に戻るとすぐに帰国のための荷造りを始めたという。まさに彼は
   「今すぐやる!」を実践したワケである。
 
   心から感動してしまった私は、もちろん約束通り、彼の受験勉強の手伝いを
   することを快諾した。そしてそれから受験の日まで、彼は2ヶ月に1度の割合
   で、2週間ほど我家に泊り込み、私が仕事を終えて帰ってくる午前0時くらい
   から明け方近くまで一緒に勉強をするという、「恐怖のスパルタ受験勉強」が
   始まったのである。                              つづく



■平成16年1月23日  「Kちゃんのこと Part3」

   Kちゃんから電話がかかってきてから1週間後、さっそく第1回目の受験勉強
   のための強化合宿、略して「験勉合宿」が始まった。

   ところで、彼から初めて電話がかかってきた時、「目標校をどこにするか」って
   話になったのだが、私はついつい、その場の勢いで「こーなりゃドカンと一発、
   国立大学を目指しちゃおうじゃねーか!」と、トンでもないことを提案してみた。
   現役・1浪・2浪と、3年連続して6流大学をスベっている彼が、こともあろうに
   国立大学を目指すなんてのは、「志望」というよりも「無謀」、イヤ、「絶望」と言
   っても過言ではなかった。 しかし、やっぱ目標ってのは大きい方が楽しい!!
   Kちゃんもまた話の流れで、「ハイ! じゃ、地元の静岡大学を目指します!」
   と高らかに宣言した。

   験勉合宿に先立ち、私はKちゃんに1つの課題を与えていた。大手予備校に
   電話して、前年度末に実施された模擬試験(センター試験用)の問題と解答
   を郵送してもらい、それをちゃんと正確に時間を計って実施し、自己採点して
   おくことである。何か目標に向って進むには、まず最初に自分の位置ってのを
   知らなければならない。これが判らなければ、進むべき方向が定まらないから
   である。 そういう意味で、まずKちゃんの現在の学力を正確に知ることが先決
   だと思ったのだ。

   そして6月、第1回目の験勉合宿が始まった時、Kちゃんが持参した模擬試験
   の結果を見て、私は思わず頭を抱えてしまった。ほとんどの科目が0点だった
   のである!!  京都から静岡大学までの実際の距離は300kmほどであるが、
   我々には100万光年の彼方にあるように思えた・・・・。

   しかし、センター試験までは残り8ヶ月弱。 落ち込んでいるヒマもなけば、悩ん
   でいるヒマもない。既にサイは振られてしまったのだから、もう前に進すむしか
   ないのだ。私は気を取り直して、まず数学Tの教科書を広げて講義を始めた。

   ところが、どーもKちゃんの反応が鈍い。オカシイと思って、Kちゃんに尋ねて
   みたところ、彼は数Tどころか、中1の数学レベルから既にまったく解っていな
   いことが判明した! この瞬間、静岡大学までの距離は200万光年の彼方まで
   遠ざかった。
  
   翌日、私は本屋に立ち寄り、中学生用の数学の問題集をゴッソリ買い集めた。
   そしてその夜、「リターン・マッチ」ってことで、中1の数学から勉強を開始した。
   「5x + 3 = 18」程度の簡単な方程式からスタートしたのだが、もちろん説明を
   すれば、Kちゃんは100%理解できる。要は今まで怠けて全然やってなかった
   だけの話なのだ。そこで、ある程度の基本をやり終えたところで、私はKちゃん
   に、「そもそも義務教育でやる範囲のレベルなんざぁ、絶対に自分1人で勉強
   しても理解できる程度のモンだ。 だから、こんなのを一緒にやってたんじゃ、
   時間がもったいないから、昼間、私が仕事に出ている間に、必ず中学3年分を
   独力でマスターしておくように!」と指示した。

   そして3日目、夜中に私が仕事から帰ってくると、Kちゃんは頭に「必勝鉢巻」を
   して、中学の数学と格闘していた。「どう? どのヘンまで進んだ?」と尋ねると、
   中1の後半くらいのところまで進んだと言う。たった1日でそれだけ進めば上等
   である。私は彼に休憩がてらコーヒーを勧めながら、「その調子、その調子!」
   と励ましたのだが、Kちゃんは自信なさそうに「でもねぇ、あと8ヶ月弱しかない
   ワケですよねぇ・・・・・。それなのに、まだ中1の数学だなんて、ボク、先が全然
   見えないんですよ・・・・・・」と呟いた。私もKちゃんの不安は充分に理解できた。
   というよりも、私自信も彼と同じ不安を抱いていたのかもしれない。

   勉強しなければならないのは数学だけではない。 現国、古典、理科系科目に
   社会系科目、そして英語・・・・いくら時間があっても足りない。ならば限られた
   時間をいかに有効的に利用するかが勝負のカギとなる。私はKちゃんに対し、
   新たなる非情命令を出した。                          つづく



■平成16年1月24日  「Kちゃんのこと Part4」

   「Kちゃん、とにかく時間がないんだ。これからは勉強時間以外の時も勉強
    すること! トイレに入ってる時、風呂に入っている時、食事している時、
    そして寝てる時も勉強すべし!!」

   まさに「非常」ならぬ「非情命令」であった。受験勉強における格言の中に、
   「ムリ、ムダ、ムラを省け!」っていうのがある。例えば風邪を引いてしまった
   時に無理をして勉強をするよりは、ちゃんと静養して早く治す方が得策だし、
   ある科目の基本の部分をやった後、そのまま数ヶ月間も放置してから応用
   に入ろうとしても、基本を忘れてしまっているので、また最初からやり直さな
   ければならないから無駄が出てしまう。そして、昨日は10時間やったので、
   今日は5時間にしようなど、勉強時間にムラがあると、なかなか実力がつか
   ない。つまり、この「ムリ、ムダ、ムラ」を無くすことが、合格への唯一の近道と
   言われているのである。

   ところが、私はKちゃんに「ムダとムラは無くさなければダメだけど、ムリだけ
   は省くどころか、じゃんじゃんやりなさい!」と指示したワケである。いや、ムリ
   をするだけじゃまだ甘い! 「無茶」をするように命令したのだ。実際、この日
   からKちゃんは入試の日まで、ずっと無茶を続けた。 眠くなれば、すぐに氷水
   で顔を洗い、タバコをガンガン吸いながらブラック・コーヒーをガブガブ飲んで、
   目がショボショボしてきたら、メチャメチャ染みる目薬をボトボト投入し、冷房を
   最低温度&最強にして、寒さで眠れないようにしたのである。 口で言うのは
   実に簡単だが、Kちゃんの根性、そして目標達成に対する情熱に、私は敬意
   を抱かずにはいられなかった・・・こうして、約2週間に渡る激動の「験勉合宿」
   の第1回目はアッという間に過ぎ去っていった。

                            ★

   世間の人々が海へ山へと、涼を求めて繰り出す8月、Kちゃんと私は2回目
   の験勉合宿に突入した。1回目の合宿から約2ヶ月が経過していたワケだが、
   Kちゃんの気力は全く衰えをみせず、むしろ前回以上に気迫がこもっている。
   問題の数学に関しては、中学の範囲は全て完璧にマスターし、数Tの範囲も
   一通り独力でやっていたので、解らない問題だけを集中的に説明。第1回目
   とは比べ物にならないほど、何もかもがスムーズに、そして理想的に進んで
   いった。

   が、あくまでもそれは「数学」に関しての話であり、Kちゃんは実はこれ以外に
   も爆弾を抱えていた。それは社会である。彼は暗記ってのが大の苦手らしく、
   「社会だけは絶対に無理です」と、妙な自信タップリに?豪語していた。

   世の中には「暗記モノだけは苦手」って人が結構いるようで、いくら頑張っても
   覚えられないのだという。だが、それは勘違いの何物でもない。例えば、暗記
   が苦手って人に、その人が大好きな俳優が出演しているトレンディー・ドラマを
   観せたとしよう。そのドラマを観た翌日、ストーリーをにきれいサッパリ忘れて
   いるであろうか? 翌日どころか1週間たっても覚えているはずである。さらに
   同じドラマを2回3回と連続して観れば、ストーリーどころか大まかなセリフまで
   覚えているハズである。 決してセリフを暗記しようと思って観ていたワケでは
   ない。それなのに、自然に暗記してしまっているのである。

   別に好きなトレンディー・ドラマじゃなくてもイイ。他に観る番組がなくて、しかた
   なく観ていた「水戸黄門」だって、1回観れば自然とストーリーを暗記している。
   さらに、本は苦手って人でも、好きなマンガなら絶対に覚えているハズである。
   つまり能力的には何ら問題はないワケであり、結局、「覚えられない」ってなん
   てのは、「本人の勘違い」以外の何物でもないなのである。

   私はKちゃんに対しても、上とまったく同じ説明をした。そして社会系の科目の
   中で最も教科書が薄かった「政治・経済」をチョイスし、「別に暗記しようなどと
   思わなくてイイから、とりあえず声を出して教科書を300 回読め!」と指示した。
   もちろん、読むのは食事の時間とかトイレや風呂に入っている時など、勉強を
   している以外の時間にである。 さらに、その朗読をカセット・テープに録音して、
   寝る際にも枕下にラジカセを置いて、「エンドレスBGM」として流して、子守唄
   代わりにさせた。ほとんど「嫌がらせ」状態である。

   しかし、この方法は後から絶大なる効果として現われた! たったこれだけの
   方法でしか勉強していなかったにもかかわらず、見事300 回を読み終えた後
   で、センター試験の過去問にチャレンジしてみたら、スラスラと解答できたので
   ある! こうして「嫌がらせ攻撃」は苦手な暗記モノをやる際、我々の定番作戦
   として、確固たる地位を固めたのであった。                 つづく



■平成16年1月25日  「Kちゃんのこと Part 5」

   さてさて、猛勉強を続けているのはイイのだが、ここで気になるのが肝心の
   成績である。2回目の合宿が始まる直前に、Kちゃんは予備校からまたまた
   ちょうど1年前の同じ時期に実施された模擬試験を取り寄せ、チャレンジして
   みた。 しかし、いくら数学が少し解けるようになったとはいえ、理科と社会の
   勉強をまだ始めていなかったこともあり、全5科目の偏差値の平均は43前後
   であった。

   そして2回目の験勉合宿が終了後、Kちゃんはいよいよ模擬試験会場にて、
   他の受験生と共に、生の模擬試験にチャレンジした。 そして約1ヵ月後に
   戻ってきた試験結果を見て、我々は狂喜乱舞した!! なんとついに平均
   偏差値が50を突破したのである! やはり理科と社会の勉強を始めたこと
   が大きかった。ちなみに、Kちゃんは理科系科目としてに「地学」を選択して
   いた。その理由ってのが実にKちゃんらしくて、まず教科書が最も薄いという
   お約束の理由に加え、これまで一度も習ったことがないので、苦手かどうか
   も解らない・・・逆に言えば、ヘンなコンプレックスもなかったからである。(笑)
   もちろん基本的な勉強方は例の「嫌がらせ攻撃」+「過去問攻撃」であった。

   勢いにのったKちゃんは、その後も強化合宿と模擬試験の挑戦を重ね、着実
   に実力を伸ばしていき、12月初旬に実施された「センター試験直前模試」では、
   ついに平均偏差値が65を突破し、目標であった静岡大学の合格判定で「A」を
   GETしてしまったのだ! この頃になると、Kちゃんは「ハッキリ言って、数学は
   私にとって武器ですよ!」と豪語するまでになっていた。 さらに志望校の方も、
   静岡大学からもう少しランクUPして、京都教育大学に変更することにした。

   そして迎えたセンター試験本番の日、これまでずーっと無茶を続けてきたにも
   かかわらず、Kちゃんは心身共に絶好調! 特に「気合い」については、他の
   受験生を圧倒する迫力があった。 そして2日間に渡るセンター試験も無事に
   終了し自己採点をしてみると、800点満点中のナンと720点! 最初はお荷物
   以外の何物でもなかった数学は、200点満点中の192点だったのだ! もちろん
   その後の2次試験も卒なくこなし、あとは合格発表の日を待つだけとなった。

                           ★

   3月中旬とはいえ、京都の街はまだ冷え冷えとしていた。運命の合格発表の
   時間が刻一刻と迫ってくる。 京都教育大学のキャンパスで、私とKちゃんは
   無言のままタバコばかり吹かしている。気を紛らわすために、何かジョークの
   1つでも言おうと思っても、ぜんぜん浮かんでこない。 今から数分後に、これ
   までの8ヶ月間の無茶に対する審判が下されるのである。緊張するのも当然
   である。

   と、その時、周囲の受験生とその親御さんらしき人々がザワメキ始めた。小脇
   に丸められた大きな白い紙を抱えた大学職員が、ついに我々の待つ掲示板の
   前にやってきたのである。心の中でドラムのロールが鳴っているのが聞こえる。
   私とKちゃんは、周りのガキども・・・・もとい! 周りの受験生を蹴散らしながら、
   掲示板の最前列に踊り出た。そして、貼り出された合格者の受験番号を見て、
   愕然としてしまった・・・・そう、そこにKちゃんの受験番号はなかったのである!
   ガックリとうなだれるKちゃん。私は慰める言葉すらも見つからなかった・・・・。

   数分間その場にたたずんだ後、私はKちゃんの肩を叩きながら「ねぇ、Kちゃん、
   確かに残念な結果ではあったけど、この8ヶ月間のキミの努力は、絶対に無駄
   じゃなかったと思う。希望は決してキミを見捨てたりなんかしない。だから・・・・」
   これ以上は言葉にならかかった。下を向いたまま顔をあげようとしないKちゃん
   の姿はあまりにも痛々しく、私は見ていられなり、思わず視線を横にずらした。








   と、その時だ! 信じられぬ光景を目撃した私は、思わず絶叫してしまった!

    け、け、Kちゃん!

  あ、あ、あれを見ろ!


   私の指差した方向に、Kちゃんの受験番号が燦然と光り輝いていたのだ!!
   あまりに緊張していた我々は、最初に貼り出された紙を見て、スッカリ落ちた
   と思っていたのだが、ナンとそれは他の学科の合格発表だったのだ!(爆)

   そもそも、その紙を貼った職員のオヤジが、さっさと掲示板の前を去って行っ
   たので、合格者はその紙に書かれた受験番号だけだと思い、我々は思いっ
   きり落ち込んでいたワケなのだが、そのオヤジは自分が担当する学科の紙
   だけを貼り出したに過ぎず、入れ替わりにまた別のオヤジが掲示板の前に
   現われて、先ほど貼り出した紙の隣りに、今度はKちゃんが受験した学科の
   合格者の受験番号が書かれた紙を貼り出していたのである! (実に作り話
   っぽく聞こえるかもしれないが、これは100%実話である。)

   それでも我々はなかなか目の前の光景が信じられず、何度も何度も受験票
   に書かれた番号と、掲示板に書かれた番号を見比べた。そして、やっと確信
   が持てたところで、思わず抱き合って歓声を上げたのであった!

                         ★

   私の好きな言葉に「無限大の可能性」というのがある。人は誰でも夢を持って
   いるはずであり、それを実現させるだけの能力も兼ね備えていると思う。だが
   実際には、「できる方法」よりも「できない理由」ばかりを考えてしまう。Kちゃん
   の大学へのチャレンジは、普通に考えれば確かに無謀であった。事実、彼は
   卒業した高校に願書に添付する内申書を取りに行った際に、元・担任の先生
   から、「オマエなぁ、バカみたいなこと考えてないで、ちゃんとマジメに働けよ」
   と説教されたしまったそうだ。

   しかし、Kちゃんは自分の中にある無限大の可能性を信じ、そして夢を持ち続
   けた。そして、その尊い努力の結晶が、最後の最後で実を結んだのである。
   この徒然を読んでいる方々の中には、恐らく受験生もいることであろう。その
   方々に、ここで心を込めてエールを送りたいと思う・・・・・・。

             あなたが諦めない限り、夢は絶対に叶う!

                                                完



■平成16年1月26日  「多忙ビジネスマンごっこ」

   あ〜ぁ、ヒマだ、ヒマだ、、ヒマだぁ! 実はワタシ、日本に向かうNZ航空機内
   で、今まさにこの原稿を書いている。機内では面倒くさい作業は一切やらない
   というのがワタシのポリシーなのだが、なんせ搭載している酒はマズそうだわ、
   映画はツマラナい洋画ばっかりだわ、周りは老夫妻ばかりで、みんな爆睡して
   いるわ、備え付けの雑誌はすべて読んでしまったわで、もう「退屈の極み」に
   達しているのである。

   そういえば、先日の徒然で、電車や飛行機の中でまで仕事をしてるビジネス
   マンに「少々迷惑している」と書いた。というのも、ワタシの中では機内=酒場
   図式が成り立っており、その酒場に仕事を持ち込むという発想がなかったから
   である。(本音を言えば、オフィスにすら仕事を持ち込みたくないのだが。 笑)

   ところが、あれを書いた翌日、読者のビジネスマン氏からメールが届き、それ
   を読んでスッカリ納得してしまったのである。ビジネスマン氏の解説によると、
   下記の理由から機内で仕事をすることが多いそうである。

     1) 他に何もすることがなくて、根本的にヒマだから。
     2) 邪魔臭い雑用等は、機内で済ませておきたいから。
     3) ホントに忙しいから。

   さらに、機内であまり酒を飲まない理由としては、心のどこかで、移動中とは
   云えども、やはり「就労時間内である」という意識があり、それでついセーブし
   てしまうのではないかということであった。

   確かに、ワタシは今、何もすることがなくてヒマであり、どうせなら今のうちに
   徒然を仕上げてしまって、ホテルに着いたらノンビリと過ごそうと考えながら
   今、この原稿を書いている。日本語が読めないNZ航空のCAさんから見りゃ、
   スーツ姿でPCに向かい、一生懸命にキーボードを叩いているワタシの姿は、
   きっと有能かつ多忙なビジネスマンに見えることであろう。(笑)



平成16年1月27日  「日本上陸!」

   クライストチャーチの自宅を出発してから15時間15分、やっとこさ祖国ニッポン
   に到着した。関西空港に到着した時の天候は曇、気温は6度であった。 本来
   であれば、こりゃ「寒い」という範疇に入るんだろうが、なんせ去年の暮れから
   猛暑に耐えてきたワタシにとっては、「涼しくて気持ちイイ♪」って感じである。

   さてさて機内での話の続きになってしまうのだが、昨日の徒然にも少し書いた
   ように、昨日のNZ31便関西空港行は、ナンカ知らんが、やたら日本人老夫妻
   が多かった。 ワタシはジャンボ機の2Fの一番後ろの座席だったのだが、ヒマ
   なんで数えてみると、2Fの28席中、日本人老夫妻10組、「新婚さん」らしき
   カップルが1組、NZ人のビジネスマンらしき人が2名、そしてワタシの計25名
   が搭乗していた。つまり全体の80%がじーちゃん&ばーちゃんだったのだ。

   ガキ連れや酔っ払いオヤジと異なり、お年寄りってのは物静かでイイんだが、
   ただ1つ難点があった。それは、やたらとトイレに行くことである。関空までの
   10時間半のフライト中、5分に1回の割合で誰かがトイレに行っている。ワタシ
   の席は最後列、つまりトイレの横だったせいもあり、かなり気になっていたの
   だが、あまりにも多いので「尿道炎かなんかなんだろうか?」と思ったら、そう
   じゃなくて、エコノミー症候群防止のためか常に水を飲んで、そして1時間に
   1回は座席を離れ、トイレを兼ねて運動をしていたのである。なるほどねぇ。
   ツアー客みたいだったから、きっと機内ではそうするよう、旅行会社の方から
   指導されていたのであろう。

   そのせいか、どのご夫妻も皆さんやたらと血色が良く、ワタシなんかより遥か
   に健康そうに見える。ちょいと下の写真をご覧いただきたい。 これは昨日の
   NZ31便で、関西空港到着前に出された軽食メニューである。(とても「軽食」
   とは思えんが・・・・)

          

   元来は「和食大好き人間」のワタシであるからして、個人的には「鯛の煮付け
   生姜風味」ってのをオーダーしたかったのだが、実は今月に入ってから、NZ
   航空に搭乗された読者の方から御投稿があり、和食メニューについては既に
   写真をGETしていたので、ワタシは「パンフライ ビーフフィレ ステーキ」を頼む
   ことにした。それに、たぶん老夫妻の方々は絶対に和食の方を注文するだろ
   うから、一番後ろの席に座っている私のところにCAさんが注文を聞きに来る
   際には、きっと和食は品切れになっているだろうな〜とも思っていた。

   ところがである! ナント老夫妻の団体さんは、みなさんステーキを注文され
   たため、ワタシのところに注文をとりにきた時には和食しか残っていなかった
   のである! これはワタシだけではなく、クルー達にも予想外の出来事だった
   ようで、かなり慌てていた。で、ワタシは写真撮影はあきらめ、鯛の煮付けを
   注文した。

   ところが、ここでまたまた「大ドンデン返し」が起こった。実際に運ばれてきた
   ステーキを見て、通路を挟んで私の隣に座っていた老夫妻が、「うわ〜ぁ、
   こりゃキツくて食べられんわ。和食にしといたら良かったなぁ・・・・」と呟いた
   のをワタシは聞き逃さなかった! 「もし良ければ、こちらの和食と取り替え
   ましょうか?」と老夫妻に提案すると、めちゃめちゃ喜んで交換してくれた。
   そんなこんなで、ワタシは無事に機内での任務を遂行できたのである。(笑)



■平成16年1月28日  「禁断のチャレンジ?」

   日本に上陸してから3日が経過した。いつもそうなのだが、だいたい3日目
   くらいから徐々に旅の疲れというか、「ホテル疲れ」みたいなのが出てくる。
   元々洋室よりも和室の方が好きなせいか、やっぱどーもホテルの部屋じゃ
   落ち着けないのである。

   「ホテル」で思い出したのだが、最近「ウォシュレット」なる最新兵器のついた
   トイレをやたらと見かける。実はワタシ、めちゃめちゃ気になってはいるのだ
   が、まだ一度も使用したことがない。使用どころか、ボタンにすら絶対に触れ
   ることのないよう、細心の注意を払いながら用を済ませる。 

   「ウォシュレット愛好家」の方々の話によると、ありゃ一度使用したら病み付き
   になってしまうほど快適なモノらしいのだが、ナンだか気恥ずかしくてワタシは
   使えない。つーか、そもそも使い方すら解らない。あれってボタンを押すだけで
   イイのだろうか? でも、人によってお尻の大きさやコーモンの位置が違うが、
   正確に発射されるのであろうか? それとも照準器か何かが付いているのだ
   ろうか? 

   まぁ、ゴチャゴチャ言わず、一度チャレンジしてみりゃイイんだけどネ。(笑)



■平成16年1月29日  「思わず尊敬!」

   日本に上陸してからというのも、バタバタとして日々が続いている。 普段で
   あれば、深夜にゆ〜っくりと徒然を書くのがパターンなのだが、この数日間と
   言うもの、深夜にホテルに戻ってくると即効で気を失ってしまうため、徒然の
   執筆は朝チェックアウトする前に慌てて書いていることが多い。(だから文章
   も短いでしょ?笑)

   ・・・・・・・と、ここまでの文章は、実は移動中の新幹線の車内で書いていた。
   つまり、また性懲りもなく「多忙ビジネスマンごっこ」をやっていたワケである。
   ところがだ! 先日の機内で「ごっこ」した時と違って、今回は大失敗に終わ
   ってしまった。というのも、わずか5行を書いた時点で、急に気持ち悪くなって
   しまい、思わずゲロりそうになったのである。

   新幹線がこれほど揺れる乗り物だとは思わなかった。確かに飛行機も揺れる
   ことはあるが、長距離線の場合など、実際に揺れてる時間ってのは、全体の
   5%未満ではないだろうか? それに比べて、新幹線ってのはほぼずーっと
   揺れている。 ビジネスマンの方って、いつもこんな環境に堪えながらお仕事
   してたんですなぁ・・・・・・。イヤイヤ、マジで尊敬しちまいました、ハイ。



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